お知らせ:2024年5月9日DeFi/NFTの自動税金計算ツールα版のマイナーチェンジ
2023年12月にローンチした仮想通貨の税金自動仕訳補助ツールをバグ修正、マイナーチェンジしました。
税金計算/取引ツールURL:https://bokujyuumai-salon.ethereum-japan.net/tool
修正点は主に下記となります。
1.対応チェーン追加
2.コントラクトアドレス識別数1724コントラクトに増加
3.売買レート自動計算の修正
4.各種データの自動入力及び自動補正
5.仕訳判断用の新規項目追加
6.ブリッジエクスプローラーの新規追加
7.zkSync Eraの調整
です。
新規8チェーン対応追加
新規対応チェーン一覧は下記となっています。
チェーン名 | ガストークン |
---|---|
Mantle | MNT |
Blast | ETH |
Kroma | ETH |
Moonbeam | GLMR |
Moonriver | MOVR |
Wemix | WEMIX |
Fraxtal | ETH |
Cronos | CRO |
また別途Metis等も設計/開発対応していますが、データのダウンロード及び変換が必要となり6月以降に随時新規ツールを公開していく予定です。
EVM以外で開発が終了しているものとしては
チェーン種類 | チェーン名 | ガストークン | 対応 |
---|---|---|---|
MOVEチェーン | Aptos | APT | 開発済み |
MOVEチェーン | Sui | SUI | 開発済み |
CarioVMチェーン | Starknet | ETH | 開発済み |
Solanaチェーン | Solana | SOL | 6月以降対応予定 |
DAチェーン | Celestia | TIA | 6月以降対応予定 |
DAチェーン | Dymension | DYM | 6月以降対応予定 |
自動認識アドレス1724コントラクトに対応
またコントラクトアドレス自動認識数を1724コントラクトに拡大しました。NFTやスパムアドレスを含み、さらには自分が署名することがないインターナルルーターを個別に識別、墨汁うまいが独自調査をしてリストアップしたものとなります。
No | チェーン名 | 種類 | コントラクト数 |
---|---|---|---|
1 | Ethereum | L1 | 135 |
2 | Arbitrum One | L2 | 214 |
3 | Arbitrum Nova | L2 | 18 |
4 | Optimism | L2 | 148 |
5 | Metis | L2 | 27 |
7 | Base | OP Stack | 227 |
8 | Blast | OP Stack | 5 |
9 | Mantle | OP Stack | 25 |
10 | opBNB | OP Stack | 16 |
11 | Zora | OP Stack | 9 |
12 | Linea | zkEVM | 113 |
13 | Polygon zkEVM | zkEVM | 41 |
14 | Scroll | zkEVM | 78 |
15 | zkSync Era | zkEVM | 204 |
16 | Avalanche | EVMチェーン | 68 |
17 | BNB | EVMチェーン | 133 |
18 | Celo | EVMチェーン | 15 |
19 | Fantom | EVMチェーン | 16 |
20 | Gnosis | EVMチェーン | 31 |
21 | Polygon | EVMチェーン | 195 |
22 | Aptos | MOVEチェーン | 17 |
23 | Sui | MOVEチェーン | 30 |
*コントラクトリストは仕訳する時の判断に参考として使用するもので、必ず正しいとは限りません。
Check
売買レートの自動計算修正
特定条件での売買レートの自動計算にバグがあったため修正しました。お手数ですがスワップの自動レート計算及び認識をしている場合、新たにデータ変換とダウンロードが必要となります。
自動入力及び自動変換
また下記列に自動でデータ入力をするように機能を追加しました。
C列(ソース):チェーン名とアドレスの最初の7文字
D列(主軸通貨):ティッカーを大文字に自動変換
H列(手数料):「0」を自動入力
主軸通貨は例えばLido Financeの「stETH」をCryptactで認識するには全てが大文字でなければエラーとなるため、自動で「STETH」と変換します。
Check
新規項目追加
ここからは自分で仕訳内容を確認するために新規追加した項目となります。
K列(コントラクト):関連コントラクト別に並び替え可能
M列(アドレス):動作したコントラクトをエクスプローラーで確認
Q列(スワップ):売買やブリッジなどの自動識別を分離
R列(仕訳):仕訳で実際に必要なデータを「仕訳」と認識
S列(=COUNTIF(S2:S,””):仕訳の済んでいない空白数を計算
T列(エラー):TXが失敗した場合の表示
また今回の変更に伴い、トランザクション手数料として支払ったガスは自動でR列に「仕訳」、S列に「済」が識別されて入力されます。
ブリッジエクスプローラーの新規追加
最後の項目に各種のブリッジエクスプローラーへのリンクをトランザクションハッシュから自動生成します。
対応するエクスプローラーは
・Socketscan
・LayerZeroscan
・LayerSwap Explorer
・Wormholescan
・Symbiosis Explorer
・Axelar Explorer
の6つです。
トランザクション内容が不明で判断できず、ブリッジが疑われるTXを上記エクスプローラーで確認が可能です。
zkSync Eraの調整
zkSync Eraにつきましたはデータが特殊となっているため現在調整中です。仕様でTXが重複するものがあり、一定条件下において重複をQ列で認識することが可能です。
これらの問題によりzkSync Eraでのスワップレートの自動計算を一時的に適応外としています。
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バグ報告または上記に関する質問に関してはサロン専用Slackの #雑談税金と規制 にていつでも受けています。