仮想通貨が大きく高騰した2021年も残すところ半月を切っており、イーサリアムを利用するトレーダーやDeFiユーザーは年末の課税期間終了に向けて調整をする必要があるでしょう。本稿では特にDeFiのイールドファーミングや流動性マイニングで課税となる投資家向けに2021年12月31日までに確認して取っておくべき対策と節税、多くの誤解による損について詳しく解説を行います。
- 1 ビットコインの年末相場の傾向
- 2 確定申告と雑所得20万円
- 3 利益と所得を把握する重要性
- 4 具体例で計算する
- 5 流動性マイニングで運用している場合にすべきこと
- 6 インパーマネントロスを計算する
- 7 必ずすべきことと注意点
- 8 節税の考え方と選択肢
- 9 墨汁うまいに質問する
免責事項:各見解は地方の税務署で異なる可能性があり、国税庁の見解が出た場合にはそれらに従ってください。これらの説明における内容についてはあくまで仮想通貨やDeFiの仕組みを考慮した考え方の一例であり、本サロンは一切責任を負いませんので、各自の自己判断または税理士に相談を行ってください。
Check
ビットコインの年末相場の傾向
イーサリアムのみならず、ビットコインは年末になると下落しやすい傾向にあります。これらの動きはビットコインだけにとどまらず、仮想通貨全体つまり資産クラスに影響を及ぼすことになるため注意が必要でしょう。
これは上昇トレンド中であってもボラティリティが非常に高くなる傾向にあり、クリスマスなどの年末の休暇に向けて大口や機関投資家はリスキーなポジションを解消しておくというのが通説です。
これらのボラティリティや四半期先物のクローズやその他多くの要因が絡むため、短期的なポジションは取らずに年始に向けて備えることが重要となります。
墨汁マガジンVol.119「ビットコインの年末の動き傾向と理由 ビットコインはなぜ下落しやしいのか?」を参照してください。
確定申告と雑所得20万円
ではここからはより具体的な対策を投資家のシチュエーション別に見てみましょう。DeFiにおけるイールドファーミング報酬は、たとえばCurvesFinanceのCRVやConvex FinanceのCVXなどをClaimした時に課税所得となります。
つまりDeFiが普及する前の保持だけしていれば課税されないという形ではなく、多くの投資家が確定申告をする必要が出てくると言うことになると言えるでしょう。
確定申告でひとつ誤解と注意しなければいけないことがあり、
「雑所得の