仮想通貨(暗号資産)だけに留まらず、株式や為替、ゴールドのようなコモディティの投資において最も重要と言っても過言ではないのはポートフォリオの計算及び取得単価、利益などをリアルタイムで把握することです。
一方で優秀なポートフォリオ管理アプリであったコイン相場がサービスを終了したり、一般的なポートフォリオアプリではかゆいところに手が届かないなど問題があり、これらを自分で欲しい機能を追加して作成するのがベストな方法であると言えます。
本稿では墨汁うまいが作成している最大限の利益を出すためのポートフォリオ計算の方法について実例を基に仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
- 1 コイン相場のサービス終了
- 2 ポートフォリオやウォレットはサービス継続が困難
- 3 投資家はポートフォリオ把握が最も重要な理由
- 4 ポートフォリオ計算に必要なこと
- 5 ポートフォリオ計算の構成
- 6 DeBankで自分のポジションを確認
- 7 すべてのウォレットの残高を合計する
- 8 仮想通貨価格をリアルタイムで取得する
- 9 データ取得する関数
- 10 取得した価格を反映させる
- 11 ポジションの円建てを計算する
- 12 ブリッジされたネィティブ発行USDCなど以外に対応する
- 13 想定利益を推計する
- 13.1 基本設定
- 14 変換したデータから仮想通貨ポジションを算出する
- 15 見やすく変更する
- 16 ポートフォリオ割合をグラフにする
- 17 取得単価を自動計算する
コイン相場のサービス終了
コイン神社が提供していた仮想通貨(暗号資産)の総合ポートフォリオアプリである「コイン相場」が残念ながら2025年8月31日でサービスを終了することを発表しました。
数多くある仮想通貨ポートフォリオアプリの中で1番使いやすく、iPhoneやiPadなどのスマートフォンではサイドウィジェットなどにも対応しており、墨汁うまいが最も長年愛用していたポートフォリオアプリでした
ポートフォリオやウォレットはサービス継続が困難
一方でこのようなアプリでは基本的に広告収入や有料のサブスクリプションがマネタイズ手法となる一方、基本となる機能は大体が同じとなっておりユーザーの奪い合いが起きます。
それこそWeb3ウォレットではConsensysの開発するMetamaskが一般的ですが、ここ数年ではDeFiの複雑化などによりDeBankが開発するRabbyの方が需要が高まっているのです。ここでユーザー間の奪い合いが起きており、ポートフォリオアプリと同様に基本利用が無料の場合は収益性の低さが課題となることがわかるでしょう。
またポートフォリオアプリでは何万種類というアルトコインの価格をリアルタイムに取得する必要があり、API利用に多額の費用が必要となるため、コイン相場がサービスを終了する理由は主にこの点が問題となったと考えられます。
投資家はポートフォリオ把握が最も重要な理由
一方で仮想通貨だけに限らず、投資家がポートフォリオを正確に把握することは利益を出すための絶対条件であり、
1.取得単価がわからない
2.