投資における最も難しい方法は「資産を守りつつ増やすこと」であるといえ、例えば仮想通貨のイーサリアムやビットコイン、さらに株などは購入して投資することさえできれば案外利益を出すことは可能です。ですがそこで出した利益を更に継続して守ったり、資産を増やし続けることができる投資家はごくわずかであると言えるでしょう。本稿ではこれらの問題を解決するために墨汁うまいが投資家として考える運用戦略とその根拠について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
- 1 免責事項
- 2 投資で利益を出すのは案外簡単
- 3 利確の難しさ
- 4 仮想通貨における利益の種類と方式
- 5 BOTトレーダーは稼げるのか?
- 6 正攻法は王道とリスクテイク
- 6.1 正攻法が正攻法たる由縁
- 6.2 リスクテイクは仮想通貨の王道の一つ
- 7 安定した運用戦略の要
- 8 DeFiとzkEVMを活用する
- 9 分散投資の本当の意味を理解する
- 10 同じ資産クラスで最大リスクを取ってはいけない
- 11 税金を理解することが初心者脱却の鍵
- 12 税金を払うことは損ではない
免責事項
本レポートでは特定の仮想通貨や金融資産に投資を推奨するものではありません。投資はリスクを十分に理解し、自己判断と自己責任で行ってください。本サロンでは投資における損失について一切責任を負いません。
投資で利益を出すのは案外簡単
イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)のような仮想通貨や株式市場のような資産クラスにおいて、投資として利益を出すのは案外簡単だったりします。
つまり初心者や投資家が利益を出すには
1.本質的価値の変わらない王道銘柄に投資する
2.インデックスファンドのETFを活用する
というような属に言われている戦略が実際に効果的であるということになります。
逆に知識や経験をつけずにショート(空売り)、インバース株やレバレッジ株に手を出す方が大きな損失を出しやすく、よほどの自信と再現性がない限りは大多数は取るべき行動ではないと言えるでしょう。
利確の難しさ
また仮想通貨のマイナー銘柄や1発逆転を狙うような個別株への投資は高いリターンを生む可能性があり、人間の心理ではこのような「可能性」に惹かれて資金を投入してしまいます。
一方で高いリターンが得られる可能性があるということはそれだけのリスク及び、注目を得ていないということになり、それは投資ではなく投機となるのが大半です。もちろん戦略的に市場やメインストリームを分析して「戦略的投機」を行える場合を除き、専業投資家であっても避けるべき手法であると言えるでしょう。
その理由として銘柄選定の難しさだけでなく、
「実際に高いリターンが出た場合に最適な価格で利確できる強い精神力があるのか」
という問題があるのです。
マーケットの価格はだれも予想することができず、あくまでテクニカル分析上ではトレンドのはじまりとおわり程度しか定義することはできません。一方で大きな利益が出ている際、さらなる高騰による利益や税金を払いたくないと考えるのが人間であり、この誘惑に勝てる人が少ないのが現実です。
そのため塩漬けや最高値を逃したことでHODL(長期保有)という言葉が独り歩きしているのです。
戦略的投機の具体的な考え方については墨汁マガジンVol.821「上昇トレンドに向けてのポートフォリオ構成の投資戦略を考える」を参照してください。
仮想通貨における利益の種類と方式
ではこれらを前提に数千万円の資産を前提に運用と資産を守る戦略を考えてみましょう。まず最初に重要となるのは
1.資産を稼ぐ方法
2.資産を守ることを考える
3.税金について理解する
の3点です。
まず1の場合は仮想通貨においては複数の手法があり、
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