イーサリアムのL2でzk-Rollupを採用したzkEVMの1つ「スタークネット(Starknet)」はガバナンストークンであるSTRKトークンを既に発行しており、利用者に対してのエアドロップが期待されています。
本稿ではzkEVMの本命の1つであるスタークネットにおけるSTRKトークンのエアドロップを最大に獲得するための詳しい戦略についてわかりやすく解説を行います。



- 1 Argentとは?
- 2 Argentのインストール方法
- 3 ArgentのNFTキャンペーンに参加する
- 4 STRKトークンは発行済み
- 5 スタークネット(Starknet)へのブリッジ
- 6 スタークゲート(Starkgate)の特徴
- 7 Orbiter Financeの特徴
- 8 Layerswapの特徴
- 9 スタークネットのエアドロップ獲得戦略
- 10 スタークネットのエコシステム
- 11 スタークネットへのブリッジ戦略
- 12 忘れてはいる重要な戦略
- 13 どこで流動性マイニングするべきか?
- 14 流動性マイニング戦略
- 15 スタークネットでのレンディング
- 16 レンディング戦略とエアドロップ
- 17 スタークネットでのNFT戦略
- 18 他のNFTキャンペーンを活用する
- 19 シビル攻撃戦略でSTRKをより多くもらうには?
- 20 墨汁うまいに質問する
Argentとは?
イーサリアムのEVM経済圏やRollupを採用しているL2ではMetamask(メタマスク)がWeb3ウォレットとして主流であり、
zkSync(zk-Rollup)
Linea(zk-Rollup)
などは変わらずMetamaskにRPCとチェーンIDを追加することで利用が可能です。
一方でStarkwareが開発しているzkEVMの”Starknet(スタークネット)”ではWeb3ウォレットの”Argent”を使用する必要があります。ArgentとはWeb3ウォレットの1つで、
・StarkgateやOrbiterなどのブリッジ機能の統合
・JediswapなどのAMMのスワップ機能の統合
・クレジットカードでの仮想通貨(暗号資産)購入機能の統合
をしているオールインワンウォレットとなっているのが特徴です。
Argent公式Twitter:https://twitter.com/argentHQ
ガバナンストークン:発行なし(*2023年5月現在)
Argentのインストール方法
ArgentはMetamaskと同様にクロームの拡張機能としてインストールすることが可能です。クローム以外にもFirefoxにも対応しており、自分のブラウザに適応する拡張機能を下記からダウンロード可能です。
クローム:https://chrome.google.com/webstore/detail/argent-x/dlcobpjiigpikoobohmabehhmhfoodbb
Firefox:https://addons.mozilla.org/en-GB/firefox/addon/argent-x/
インストール後はアカウント作成をし、ニーモニックフレーズ及び秘密鍵をバックアップしておきましょう。
Argentをインストールする際はフィッシングなどの偽物でないことを十分に注意してください
Check
ArgentのNFTキャンペーンに参加する
Argentはスタークネット上でNFTキャンペーンとなる「Argent Xplorer」を2023年4月1日から開催しており
1週目:Argentを介してスタークネットのTX利用
2周目:Starkfighterのゲームをプレイ
3週目:Jediswapで売買
4週目:MintsquareでNFT発行/売買
を行っています。2023年5月末現在は4週目となっており、合計で8NFTとなっているため後5週に参加しておくといいでしょう。
Argent Xplorer NFTs公式:https://www.argent.xyz/blog/xplorer/
STRKトークンは発行済み
まず知っておきたいのは
「スタークネットのガバナンストークン”STRKトークン”は既に発行されており、8.1%のSTRKトークンは未割り当てとなっている」
という点です。
スタークネット(Starknet)へのブリッジ
スタークネットへのブリッジ方法は主に
スタークゲート(Starkgate):スタークネット公式のブリッジ
Orbiter(オービター):L2ブリッジプロジェクト
Layerswap(レイヤースワップ):仮想通貨取引所に対応したブリッジスワップ
の3種類があります。
スタークネットはメインネットローンチをしているもののα版であるため、多くの関連プロジェクトも同様にα版であると考える必要があります。また主要なコントラクトも監査を受けていないフォークプロジェクトが多いため、利用する際には十分に注意する必要があることを念頭においておきましょう。
スタークゲート(Starkgate)の特徴
例えばスタークゲートは公式ブリッジであるもののイーサリアムのL1のガスに依存するため高い手数料を必要としますが、
ETH(イーサリアム)
WBTC(ビットコイン)
USDC(USDコイン)
USDT(テザーUSD)
DAI(ダイ)
に対応しています。
Orbiter Financeの特徴
Orbiter Finance(オービターファイナンス)では安い手数料でL2へのブリッジができるものの、基本的にETHに限られる点に注意が必要です。そのためUSDCやUSDTなどをブリッジするには基本的にスタークゲートを使用する必要があるでしょう。
Layerswapの特徴
またLayerswapは非常に利便性が高く、ブリッジするまでに手数料をやすく抑えられるという特徴を持ちますが
ETH:0.004から0.5ETHまで
USDC:15から500USDCまで
という制限があります。
そのため基本的には1万ドルなどをブリッジしたい場合はスタークゲートを使用し、OrbiterやLayerswapは追加でガス代やちょっとした資金投入に使用するという形となるでしょう。
スタークネットのエアドロップ獲得戦略
では上記を前提にスタークネットでのSTRKトークンのエアドロップ獲得戦略を見ていきましょう。STRKトークンはスタークネットのガバナンストークンであり、既に発行されていますがエアドロップの明確な条件等は公開されていません。
ですが基本的なエアドロップ獲得戦略は同じで
1.スタークネットにブリッジする
2.ブリッジ