- 1 エアドロップ獲得戦略一覧
- 2 Orbiter Financeの手数料は3種類ある
- 3 手数料がブリッジ額より大きくなる場合に注意
- 4 Orbiter Financeのエアドロップ獲得戦略
- 5 トランザクション数と手数料に値するか?
- 6 閾値を参考にする
- 7 シビル攻撃のための重要なブリッジルート
- 8 Cross-Rollupの準備
- 9 Cross-Rollupのブリッジルート
- 10 まとめ
イーサリアムの次世代Cross-Rollup(クロスロールアップ)ブリッジプロジェクトであるOrbiter Finance(オービターファイナンス)は、Arbitrum(アービトラム)やOptimism(オプティミズム)などのOptimism Rollupだけでなく、zkEVMを搭載したzk-RollupのStarknet(スタークネット)やzkSync(ジーケーシンク)などの異なるRollup間での送金が可能な有望プロジェクトです。
Orbiter FinanceではガバナンストークンのORBトークン(仮名)のエアドロップが期待でき、StarknetやzkSyncなどのエアドロップと合わせて戦略的に利用していくべきでしょう。本稿ではOrbiter FinanceでのORBトークンのエアドロップを最大限得るための獲得戦略について根拠に基づいてわかりやすく解説を行います。
Orbiter Financeの仕組みについては
エアドロップ獲得戦略一覧
レポート「ConsensyszkEVMの”Linea”エアドロップ獲得戦略 イーサリアムzkEVMの最大給付金を狙うには?」
レポート「イーサリアムL2″スタークネット(Staknet)”のSTRKエアドロップ獲得戦略Argentとは?」
Vol.702「シビルアタック(Sybil Attack)とは?イーサリアムL2のエアドロップでシビルアタック認定される条件とNG行為」
Vol.835「【2023年4月最新】仮想通貨L2エアドロップ獲得戦略を考える テストネットは重要か?」
Vol.847「zkEVMなどのRollup L2のエアドロップを複数アカウントで獲得するシビル攻撃作戦を考える」
Vol.853「イーサリアムL2のzkEVMのエアドロップ獲得戦略」
Orbiter Financeの手数料は3種類ある
Orbiter Financeはその仕組みから高速かつ低コストのブリッジを提供することを可能としていますが、手数料区分が複数存在して実はCross-Rollupのブリッジが高額になる可能性がある点に注意が必要です。
Orbiter Financeを利用する際にかかる手数料は主に3つあり、
1.ネットワークのガス手数料(Gas)
2.取引手数料(Trading Fee)
3.源泉手数料(Withholding Fee)
が取られる点に注意が必要です。
1のネットワークのガス手数料はそのチェーンのEVMを動かすための一般的なトランザクション手数料のことであり、Orbiter Financeの仕組み上MakerのEOAへ送金するため非常に安くなる傾向にあります。またCross-Rollupを提供するための”Maker”へのインセンティブ手数料として支払われるのが2の取引手数料です。
手数料がブリッジ額より大きくなる場合に注意
そして注意したいのが3の源泉手数料(Withholding Fee)で、これはMakerがブリッジ先(例:イーサリアムL1)で必要とするガス手数料として支払われるため、
「Cross-Rollupのブリッジ先のネットワーク次第では高額になる」
という点です。
例えばStarknetからイーサリアムL1へのブリッジの場合、0.005ETHをブリッジする場合のWithholding Feeの項目を見ると0.0074ETH(約2000円)ほどの手数料を取られるのに対し、実際の受取は取引手数料を引かれて0.00499ETHとブリッジするETH数より高い手数料を取られるということになります。
Orbiter Financeのエアドロップ獲得戦略
では上記手数料に注意してエアドロップ獲得戦略を考えていきましょう。
主要な戦略としては
1.TXを大量に稼ぐ
2.ブリッジ