マガジン内検索

墨汁マガジンVol.830「ArbitrumのARBトークンの初値と妥当価格を分析する方法とは?」

目次
  • 1 図解で理解するL2″Rollup”の仕組みシリーズ一覧
  • 2 ArbitrumがARBトークンをエアドロップ
  • 3 ARBエアドロップの条件
  • 4 ARBトークンの配布概要
  • 5 ARBトークン売り圧の分析
  • 6 ARBトークン価格を予測するには?
  • 7 仮想通貨市場の原理から見る初値の上限
  • 8 ARBトークンの獲得平均数
  • 9 ARBトークンの初値を分析
  • 10 ネットワークの利用率を考慮する
  • 11 まとめ

イーサリアムのL2ネットワークでOptimistic Rollup(オプティミスティック・ロールアップ)を採用しているArbitrum(アービトラム)が2年越しにガバナンストークンのARBトークンのローンチとエアドロップを発表、1週間後の3月23日にClaimが開始されます。本稿では待望のARBトークンのエアドロップにおける初日の価格予想と今後のトレード戦略についてわかりやすく解説を行います。

 

図解で理解するL2″Rollup”の仕組みシリーズ一覧

 

墨汁マガジンVol.565「L2の3つのコア技術RollupとPlasma、ステートチャンネルの利点と欠点を理解する」

墨汁マガジンVol.604「図解で理解するL2″Rollup”の仕組みPt.1 イーサリアムL2としてRollupが重要視されている理由」

墨汁マガジンVol.606「図解で理解するL2″Rollup”の仕組みPt.2 zkRollupとOptimistic Rollupの違いと利点」

墨汁マガジンVol.609「図解で理解するL2″Rollup”の仕組みPt.3 Fraud Proofとは?L2スケーリングにおける利点と欠点」

墨汁マガジンVol.615「The Merge後のイーサリアム2.0とL2の完成形を図解で理解する」

墨汁マガジンVol.641「The Surgeとは?イーサリアム今後のアップデートと関連技術の概要」

墨汁マガジンVol.704「Sequencer(シークエンサー)とは?L2のRollupにおけるバリデータの役割」

墨汁マガジンVol.726「図解で理解するRelayer型クロスチェーンブリッジコントラクトの仕組み」

墨汁マガジンVol.789「EIP-4844 Proto-Dankshardingとは?図解で理解するイーサリアムへの影響」

 

ArbitrumがARBトークンをエアドロップ

Arbitrumはイーサリアムメインネットのβローンチから約2年越しとなる待望のガバナンストークン「ARBトークン」のローンチを発表しました。ARBトークンのローンチに伴い、Arbitrum FoundationはDAOガバナンスのローンチも発表し、Arbitrum One(アービトラム・ワン)及びArbitrum Nova(アービトラム・ノヴァ)を利用していた仮想通貨(暗号資産)投資家に対してエアドロップを行いました。

 

 

ARBエアドロップの条件

ARBトークンのエアドロップ対象かは下記公式サイトから確認が可能です。

 

Arbitrum Foundatin:https://arbitrum.foundation/

 

「CONNECT WALLET」からMetamask(メタマスク)などのウォレット接続後、「CHECK ELIGIBILTY」から対象残高を確認が可能となっています。主な条件としては

 

1.TX数、USD建ての数値、時間の条件における利用

2.Arbitrumへのブリッジ

3.特定期間及び残高が0の場合はマイナス

4.NovaへのブリッジとTX数

5.コントラクト使用やガバナンスへの参加

 

となっています。

 

ARBトークンの配布概要

ではここからはARBトークンの適正価格について分析していきましょう。ARBトークンの概要としては

 

発行:100億ARB

チェーン:Arbitrum One

対象者:2023年2月6日以前の利用者

 

となっており、主な配布割合は下図のようになっています。

 

出典:Arbitrum Foundation – ARBトークンのエアドロップ割合

 

ここで重要なのは

 

「ARBトークンの

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索