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墨汁マガジンVol.565「L2の3つのコア技術RollupとPlasma、ステートチャンネルの利点と欠点を理解する」

目次
  • 1 L2の3つのコア技術
  • 2 ステートチャンネル(State Channels)とは?
  • 3 ステートチャンネルの欠点
  • 4 プラズマ(Plasma)とは?
  • 5 プラズマとステートチャンネルに共通する問題
  • 6 ロールアップ(Rollup)とは?
  • 7 Rollupが選ばれている理由
  • 8 まとめ

イーサリアムはイーサリアム2.0という次世代ブロックチェーンの開発だけでなく、ブロックチェーン上に展開する新たなネットワーク”L2(レイヤー2)”の分野においても、日々開発とリサーチが進んでいます。一方でライデンネットワークのようなシンプルなL2の開発が主流であった2017~18年に対し、現在ではより複雑かつ実装のことなるOptimismやzk-RollupなどのL2の開発が進んでおり、Uniswap v3がOptimism採用してL2にコントラクトをデプロイするとしており、L2に注目が集まっています。

本稿では今話題のL2とその種類や利点の違いについて詳しく解説を行います。オフチェーンとその必要性については墨汁マガジンVol.562「イーサリアムのスケーリングにオフチェーンはなぜ必要なのか?L2の新たな時代」を参照してください。

 

L2の3つのコア技術

L2は主に3つの下記コア技術に分類することができます。

 

1.ステートチャンネル(State Channels)

2.プラズマ(Plasma)

3.ロールアップ(Rollup)

 

です。主に今までL2として開発やリサーチが行われてきたのはライデンネットワークやビットコインのライトニングネットワークが採用している1のステートチャンネルであり、実際にメインネットにローンチされているため利用することができます。またPlasmaは2017年にイーサリアムの発明者であるVitalik氏とライトニングネットワークのJoseph氏が共同で発表した新たなオフチェーン解決策です。

対して現在主に話題となっているのは3のRollupで、Uniswap v3が今後利用するとしているのはRollupをベースとしたOptimismです。これら3つのL2技術には利点と欠点があり、また利用するユースケースが異っています。順番に見てみましょう。

 

ステートチャンネル(State Channels)とは?

ステートチャンネルはビットコインのライトニングネットワークに代表されるL2技術で、イーサリアムではライデンネットワークがそれに当たります。主にステートチャンネルは支払いをメインにフォーカスしたもので、高速な双方向支払いを可能とします。ステートチャンネルはビットコインの支払いなどには適しているものの、イーサリアムのような複雑なエコシステムを持つものには欠点があります。

 

ステートチャンネルの仕組みについては墨汁マガジンVol.111「図解で理解するライトニングネットワークとHTLCの仕組み」を参照してください。

 

ステートチャンネルの欠点

まずステートチャンネルの欠点として

 

「支払い

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