マガジン内検索

墨汁マガジンVol.726「図解で理解するRelayer型クロスチェーンブリッジコントラクトの仕組み」

目次
  • 1 イーサリアムのブリッジとは?
  • 2 USDCが公式でサポートするネットワーク
  • 3 Relayer型ブリッジコントラクトとは?
  • 4 Relayer型ブリッジの仕組み図解
    • 4.1 ブリッジコントラクトへの署名
    • 4.2 トランザクションの検知と状態
    • 4.3 TX検証と投票
    • 4.4 ブリッジ先での入金処理
  • 5 Relayer型ブリッジコントラクトのリスク
  • 6 ノードの分散性が鍵
  • 7 最悪の事例
  • 8 Realyer型ブリッジ問題の解決策
  • 9 まとめ

2022年にかけてイーサリアムのL2やEVM経済圏などが大きく発展し、2020年以前では考えられなかった”インターオペラビリティ”が一般化しています。この背景にはイーサリアムからRollupチェーンやL1のEVM経済圏へ送金を可能にする”ブリッジコントラクト”が根幹であり、公式ブリッジはRelayer型を採用しているのです。

本稿ではRelayer型ブリッジの仕組み、リスクについて非エンジニア向けにわかりやすく解説を行います。

ブリッジのコア技術については墨汁マガジンVol.711「イーサリアムブリッジ(Birdge)の3つのコア技術の概要と利点/欠点を理解する」にてわかりやすく解説しています。

 

イーサリアムのブリッジとは?

イーサリアムにおける”ブリッジ”とは、

 

「イーサリアム上で発行されているETHやERC20トークを、Arbitrum(アービトラム)などのL2やGnosis Cain(ノーシスチェーン)などのEVM経済圏に送金すること」

 

を表します。

このブリッジを利用することで、例えばイーサリアム上で発行されているETHをArbitrumに持ち込んだり、USDCのようにCentre(センター)がイーサリアム上で発行しているステーブルコインなどが対応がなくてもL2上で利用することができるのです。

USDCが公式でサポートするネットワーク

例えばステーブルコイン最大手のUSDC(USD Coin)は2022年7月現在、Rollup(ロールアップ)を採用したArbitrumやOptimismなどのL2(レイヤー2)上で正式にUSDCを発行していないのです。

USDCがサポートするブロックチェーンは

 

イーサリアム(ETH)

Algorand(ALGO)

Solana(SOL)

Avalanche(AVAX)

Stellar(XLM)

Tron(TRX)

Hedra(HBAR)

Flow(FLOW)

Polygon(MATIC)

 

のみです。

ですがブリッジコントラクトを使用することでArbitrumやOptimismといったUSDC公式サポート外でもUSDCを使用することができるという利点があり、同時にリスクもあるのです。

 

 

出典:Cricle – USDCがサポートするブロックチェーンネットワークの一覧

 

Relayer型ブリッジコントラクトとは?

ArbitrumやOptimismのようなOptimistic Rollupを採用したL2、Gnosis ChainなどのEVM経済圏ではEVMを採用しているため公式ブリッジが用意されています。

この公式ブリッジに採用されている技術は”Relayer型”のブリッジコントラクトで

 

「Relayer型とはC

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索