墨汁マガジンVol.1157「仮想通貨(暗号資産)「アルトシーズン」のフェイズを市場心理背景から理解する」

イーサリアムは史上最高値目前の上昇でビットコイン以上のパフォーマンスを記録している一方、アルトコイン相場全体はまだアルトシーズンとは言える状態ではない上昇率に留まっています。

本稿ではアルトシーズンから各仮想通貨（暗号資産）のアルトコインが最高値を更新するまでのフェイズについて仮想通貨（暗号資産）投資家向けにわかりやすく解説を行います。

イーサリアムの年末に向けての見通しは墨汁マガジンVol.1150「CMEイーサリアム先物ショート過去最大の価格影響 イーサリアム年末にかけた展望は？」を参照してください。

イーサリアム2021年の史上最高値に迫る

イーサリアム(ETH)価格は予想通り4000ドルを超えたあたりからショートカバーによる清算が相次ぎ、一気に4800ドルまで上昇しました。イーサリアム自体の史上最高値は4878ドルとなっており、残り100ドルのところまで迫っているということになります。

つまり心理的な節目である5000ドルを超えればようやくイーサリアムの新たな市場の幕開けということになり、まだ様子見のアルトコインも一気に資金が流れこむことになるでしょう。

すなわちアルトシーズンはドミナンスなどからはじまっているとは考えられるものの、市場は懐疑的であるという段階ということです。順を追ってアルトシーズンのフェイズについて見ていきましょう。

アルトシーズンのフェイズと心理的背景

テクニカル分析において墨汁うまいがいつも重要視することは「市場心理とその背景」であり、これらを理解しておかない限りトレードで勝つことは難しいです。

これらはアルトコインの価格にも現れており、

「イーサリアム