- 1 L2のエアドロップ獲得戦略の解説一覧
- 2 GoerliとGETHとは?
- 3 GoerliのFaucet
- 4 GoerliのGETHを入手するには?
- 5 ガスの入手
- 5.1 流動性提供などの大量のGETHを入手する
- 6 GoerliのGETHに価値がつく?
- 7 今後のとっておくべき対応
- 8 まとめ
イーサリアムの元主要テストネットであったGoerli(ゴレリ)は、新たにローンチされたSepolia(セポリア)テストネットがメインで使用されているため、今後は破棄される予定となっています。一方でGoerliはConsensys(コンセンシス)のzkEVMである”Linea(リネア)”やCoinbaseのRollup L2であるBASEで利用されたりなど利用が加速しているのが現実です。
本稿では現在のイーサリアムGoerliの状況とGETHの価値、考えられる今後の注意すべき展開についてわかりやすく解説を行います。
L2のエアドロップ獲得戦略の解説一覧
レポート「ConsensyszkEVMの”Linea”エアドロップ獲得戦略イーサリアムzkEVMの最大給付金を狙うには?」
Vol.830「ArbitrumのARBトークンの初値と妥当価格を分析する方法とは?」
Vol.835「【2023年4月最新】仮想通貨L2エアドロップ獲得戦略を考える テストネットは重要か?」
Vol.846「イーサリアムテストネットGoerli(ゴレリ)のGETHは価値があるのか?Goerliの今後と注意点」
GoerliとGETHとは?
イーサリアムのGoerliとはコントラクトを本番環境であるイーサリアムメインネットに公開する前にバグ発見や動作テストを行う「テスト環境」のことを指します。テスト環境といえどETHに市場価値がついていないだけで、イーサリアムメインネットと基本的に同様の実装がされたブロックチェーンであるということになるのです。
Goerliは
第一テストネット:Ropsten(ロプステン)
第二テストネット:Goerli(ゴレリ)
第三テストネット:Sepolia(セポリア)
という風にその時の需要とスパム攻撃などによって変化してきたのです。またテストネットという性質からこのスパム攻撃に対して対応する必要があり、コンセンサスアルゴリズムが各ネットワークごとに異なるというのも大きな特徴でしょう。
各イーサリアムテストネットワークのコンセンサスアルゴリズムは
Ropsten:Ethash(PoW)
Goerli:Clique(PoA)
Sepolia:Casper FFG(PoS)
となっています。
CliqueのPoAについては墨汁マガジンVol.539「図解で理解するバイナンススマートチェーン(BSC)の仕組み Pt.1 PoSAとは?」を参照してください。
GoerliのFaucet
Goerliは破棄される予定でしたが、ConsensysのzkEVMであるLinea(リネア)やCoinbaseのOptimistic Rollupの”BASE(ベース)”がテスト環境として使用しています。テストを行うにはGETH(Goerli上のETH)を入手する必要があり、Alchemyのアカウントが必要となります。
Goerli Faucet:https://goerlifaucet.com/
簡単に入手することはできますが、1日0.02GETHの制限があるので現在の高いガス代(平均200Gwei)では不足していると言えるでしょう。
GoerliのGETHを入手するには?
GoerliのGETHの入手方法は時代の変化とともに変動しつづけており、現在はGETH需要が増加していることからテストネットでのイーサリアム2.0のステーキング用の32GETHのようなFaucetを得ることができません。
そのため主要のGETH入手方法として
1.マイニングする
2.