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墨汁マガジンVol.1129「MicroStrategyがビットコインを買い続ける問題 仮想通貨の次元爆弾となりうる理由」

目次
  • 1 MicroStrategyのビットコイン保有が58万BTCを超える
  • 2 MicroStrategyがビットコイン保有を増加させることの複数の問題
  • 3 コンバーチブルノートによる資金調達
  • 4 ビットコインが頂点になる可能性のある指標
  • 5 MicroStrategyの決算から見るリスク割合
  • 6 ビットコインETFとの大きな違い
  • 7 ビットコインが暴落するシナリオ
  • 8 まとめ

ビットコイン価格は2025年に史上最高値となる11万ドルを記録、この背景にはブラックロックやフィデリティなどの現物型ビットコインETFの買いの他に、Strategy社(元MicroStrategy)の継続ビットコイン買いが大きな影響を与えています。

本稿ではビットコインの次の下落トレンド時の爆弾となりうるMicroStrategy(マイクロストラテジー)社問題について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

MicroStrategy社のビットコイン市場影響については墨汁マガジンVol.1076「MicroStrategyの保有するビットコインとドミナンスから見る仮想通貨相場影響」を参照してください。

 

MicroStrategyのビットコイン保有が58万BTCを超える

MicroStrategy社はビットコイン価格が11万ドルの史上最高値を更新してもBTC購入の勢いが落ちず、直近の2025年6月2日にもさらなる新規のビットコインを購入したことを発表しました。

MicroStrategyのビットコイン購入は

 

ビットコイン:705BTC

平均取得単価:106,495ドル

総保有:58万955BTC

総平均取得単価:70023ドル

 

となっています。

そのため日本円での損益分岐点はついに大台となる1001.8万円を超えたということになるのです。

 

MicroStrategyのビットコイン購入:https://assets.contentstack.io/v3/assets/bltf8d808d9b8cebd37/blta9e30f5fb36c66f0/683d8ca3426b2a66bd583161/form-8-k_06-02-2025.pdf

 

MicroStrategyがビットコイン保有を増加させることの複数の問題

MicroStrategy社はブラックロックやフィデリティなどのビットコインETFを大幅に超えるビットコイン現物を保有しており、これらには複数の潜在的リスクがあり、保有を拡大させることでその問題がより顕著となっていくのです。

主な問題として

 

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