仮想通貨時価総額ランキング第5位のリップル(Ripple: $XRP)は11年間発見されていなかった致命的な脆弱性が発見され、そのバグを修正したことが発表されました。本稿ではなぜそのようなことが起き、今後の影響について墨汁うまいがどのように考えているのかについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
直近のリップルのテクニカル分析については墨汁マガジンVol.1286「5年ぶりのアルトシーズンは来る?指標が示す重要シグナル」を参照してください。
XRP LedgerでXRPを無限発行できる致命的な脆弱性
リップルのXRP Ledger(XRPL)は2026年10月9日、決済エンジンの整数オーバーフローにより、本来総発行上限となる1000億XRPを超えた新たなXRPを新たに発行できる致命的な脆弱性が存在していたことを発表しました。
このバグは2015年から約11年間存在しており、数百件の特殊な注文を一度に処理することで64ビット整数がオーバーフロー、買い手への請求額だけが極小となる一方、売り手には本来のXRPが支払われ、その差額を新規XRPとして生み出せたという脆弱性となります。
XRP無限ミントバグをxrpld 3.4.1で緊急修正
このリップルの脆弱性は9月22日に報告され、RippleXは脆弱性を利用して実際に新規発行したXRPを送金できることを確認したことで重要度を「Critical」に引き上げ、9月25日にxrpld 3.4.1を緊急リリースしました。
修正ではオーバーフローを検知して決済を失敗させる処理に加え、「XRPが新規発行されていないか」を確認する安全機構そのものも強化、深刻度が高かったため通常のAmendmentによる2週間の承認期間を待たず修正されています。
現状リップルのメインネットでは悪用された形跡は確認されていないとしています。
では今回の脆弱性がなぜ致命的だったのか、今後の影響についてみていきましょう。
XRP無限ミントとなった脆弱性は2つ
今回、XRPLでXRPを無限ミントが可能となった脆弱性は2つあり、さらに設計上のミスで事実上3つもの修正点を必要したということになります。
今回の致命的な脆弱性は
1.整数オーバーフローという基本的なミス
2.

