- 1 トランプ大統領 ホワイトハウス仮想通貨サミットを開催
- 2 ビットコインは回復できず
- 3 ビットコインやイーサリアムはなぜ下落を続けるのか
- 4 売られすぎを分析するには?
- 5 イーサリアムの下落限界の分析
- 6 3月も仮想通貨は続落か?
- 7 まとめ
仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領は米国で初となるホワイトハウス仮想通貨サミットを2025年3月7日に開催しました。一方で市場の期待とは裏腹に相場への影響は皆無となっており、ビットコインは直近最安値の8万ドルをサポートに攻防を続けている状態です。
本稿ではトランプ大統領の発言から期待されたトレンド転換が失敗した今、次のトレンド転換の目安と今後について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。トレンド転換を分析する具体的なポイントについては墨汁マガジンVol.1096「ビットコインは長期下落トレンドに転換してしまうのか?トレンドを読む際の重要なポイント」を参照してください。
トランプ大統領 ホワイトハウス仮想通貨サミットを開催
仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領は現地時間2025年3月7日にホワイトハウス初となる仮想通貨サミットを開催、40万BTC以上を保有するMicroStrategy(現Strategy)のマイケル・セーラー氏やコインベース(Coinbase)のCEO、ブライアン・アームストロング氏などを招待しました。
この仮想通貨サミットの前にトランプ大統領は米政府がダークウェブなどの押収で得た約20万BTC(2.57兆円相当)を財源とした「ビットコイン準備金(正確には仮想通貨準備金)」の構築を行う大統領令に署名、ビットコイン準備金として入金されたBTCを売らないと宣言しています。
ビットコインは回復できず
ビットコインは3月1日のトランプ大統領による「仮想通貨準備金はビットコインとイーサリアムが中心」という発言から反発上昇したものの、ビットコイン準備金の大統領令署名でもトレンドが反転できず、ホワイトハウスの仮想通貨サミットでは大きな発表がなかったことで下落しています。
ここでトレンド転換できる可能性がファンダメンタルではあったものの、8万ドルを境に攻防となっており、最安値更新の可能性が高いと見られる展開となっているのです。
ビットコインやイーサリアムはなぜ下落を続けるのか
このような仮想通貨の下落背景には