- 1 トランプ砲で仮想通貨高騰
- 2 ホワイトハウス初の仮想通貨サミットを開催
- 3 ビットコインは長期トレンド転換の間
- 4 ビットコインが長期下落トレンドになる可能性は?
- 5 テクニカル分析は最も時間軸が重要
- 6 仮想通貨ETFによる異常なアルトコイン相場
- 7 まとめ
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)はドナルド・トランプ大統領の「トランプ砲」により一時的に反発上昇し95000ドルを記録した一方、テクニカル分析上ではトレンド転換の瀬戸際に立たされていると言えるでしょう。
本稿ではテクニカル分析におけるビットコインの長期トレンドの転換の可能性と現状について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。2025年3月のトレンド転換分析については墨汁マガジンVol.1091「ローリスク・ハイリターンな仮想通貨ポジションエントリー手法の考え方 エリオット波動の応用」を参照してください。
トランプ砲で仮想通貨高騰
仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領は2025年3月3日に大統領令で進めているビットコイン準備金こと仮想通貨準備金について言及、
「ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が中心となる」
とし、ビットコインとイーサリアムが好きだと公式に発言したことで2月末の底値から17000ドルの高騰となりました。この高騰を「トランプ砲」と呼ばれており、さらに米国企業が発行する仮想通貨であるソラナ(SOL)やリップル(XRP)なども名指ししたことでアルトコイン全体が一時的な回復を記録しているのです。
ホワイトハウス初の仮想通貨サミットを開催
またトランプ政権にて初となるホワイトハウスでの仮想通貨サミットを2025年3月7日に開催を予定しており、ホワイトハウスの仮想通貨専門職である通称「仮想通貨皇帝のDavid Sacks」氏は
「トランプ大統領が仮想通貨準備金の発表をした。詳細は仮想通貨サミットにて」
と述べており、仮想通貨の大統領ワーキンググループ及び仮想通貨準備金の進捗、さらには大きな発表が控えていると考えられるでしょう。またこのホワイトハウス仮想通貨サミットではMicroStrategy(現Strategy)のマイケル・セイラー氏が登壇する予定となっており、短期的な影響の大きさが予測されます。
ホワイトハウス仮想通貨サミット:https://x.com/davidsacks47/status/1895660834799698008
ビットコインは長期トレンド転換の間
ファンダメンタル上では中長期的にポジティブな状態である一方、ビットコインは短期~中期にかけての下落トレンドとなっています。この背景には