マガジン内検索

墨汁マガジンVol.1094「【2025年3月版】データから見る仮想通貨(暗号資産)の割安銘柄とエントリータイミングを考える」

目次
  • 1 ビットコイン4ヶ月のレンジを下抜け
  • 2 アルトコインも総崩れ
  • 3 割安率に対する抵抗
  • 4 価格が回復するチャートパターンとその理由は?
  • 5 セクターごとの割安な仮想通貨一覧
  • 6 本質的価値から見る割安率
  • 7 L2の不可解な現象
  • 8 セクターごとの割安銘柄一覧
  • 9 まとめ

仮想通貨(暗号資産)はビットコインのレンジ相場割れからの8万ドル割れで下落しており、イーサリアム価格の下落に伴い大幅な割安で購入できる仮想通貨が増えています。本稿では各メジャーストリームとサブストリームにおける割安仮想通貨の算出と本質的価値のデータを元にこの下落時にハイリターンを生む可能性のある銘柄について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

仮想通貨下落時におけるエントリー目安については墨汁マガジンVol.1092「テクニカル分析から見る仮想通貨下落時のエントリー目安 リスクの低いポジション取りは?」

 

ビットコイン4ヶ月のレンジを下抜け

ビットコインは2024年11月のドナルド・トランプ氏の大統領選に勝利後約4ヶ月のレンジ相場を形成し、9万ドルから11万ドルのレンジとなっていました。一方で最高値を更新する11万ドルを目前に1月から下落を続けており、現在では3万ドル下がりの-約28%となり、9万ドルのサポートを抜けていることがわかります。

 

アルトコインも総崩れ

また最高値を大幅に更新したSUIも2025年に入ってからのパフォーマンスは悪く-33.63%の下落、最高値を一時的に超えたソラナのSOLも-27.5%、特に投機率の高いAIエージェントはai16zが-81.95%、Virtuals ProtocolのVIRTUALもai16zに続く-77.34%となっています。

 

これは明確な価格高騰となったSUIを除いてSOLなどはai16zなどのミームコイン関連の投機が重なったことでメイントレンドから逸脱したサブトレンドとなったことが大きな理由となっており、トレンドが是正されたということがわかるでしょう。

 

割安率に対する抵抗

特にTGEからの最高値更新ができていない仮想通貨や最高値を更新したもののTGEのタイミングが悪いことによる下落はエアドロップという性質から「下落率にある程度の限界」があります。

単純にTGEから下落までの期間が短い場合、売られるステップとしては

 

1.TGE直後

2.TGE後のATH

3.

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索