- 1 イーサリアム上のビットコイン(Wrapped Bitcoin)の解説一覧
- 2 米コインベース「cbBTC」をローンチ
- 3 cbBTCの仕組みと特徴
- 4 cbBTCの利点とは?
- 5 cbBTCとWBTCの比較分析
- 6 cbBTCを使用すべきか?
- 7 まとめ
イーサリアム上のビットコインとしてはWBTCが最大手であり、分散のrenVMが発行するrenBTCなどがありましたが現在ではどれもリスクが高くて使用しづらい状態です。一方で2024年9月に米最大手仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)がローンチしたcbBTCが注目されています。
本稿ではコインベースが発行するcbBTCの概要について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
イーサリアム上のビットコイン(Wrapped Bitcoin)の解説一覧
Vol.483「図解で理解するrenBTCとWBTC発行の仕組みと違い renVMの役割とは?」
Vol.484「図解で理解するrenBTCのリスク renVMのプロトコルとダークノード」
Vol.726「図解で理解するRelayer型クロスチェーンブリッジコントラクトの仕組み」
Vol.782「renBTCを発行するrenVMのFTX破産の大きな影響 DeFiへの影響は?」
米コインベース「cbBTC」をローンチ
米最大手仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase=$COIN)は2024年9月12日に
「イーサリアム上でERC20トークン形式のビットコイン、cbBTC = Coinbase Wrapped BTC(コインベース・ラップド・ビットコイン)」
をメインネットローンチしました。
これに伴いイーサリアムエコシステム上のビットコインの種類はWBTCやrenBTCを含む8種類になったということになります。2024年11月現在、cbBTCはソラナ(Solana)下記4チェーンで発行されており、コントラクトアドレスは以下のようになっています。
cbBTCのローンチ発表:https://www.coinbase.com/blog/coinbase-wrapped-btc-cbbtc-is-now-live
イーサリアム上のビットコインの種類については墨汁マガジンVol.1021「【2024年8月最新】イーサリアムDeFi上でのビットコイン運用のベストな選択肢は?」を参照してください。
cbBTCの仕組みと特徴
cbBTCの仕組みはWBTCと同じで1:1でビットコインの裏付けがあり発行されています。
cbBTCの一番の特徴は
「cbBTCという発行