- 1 renBTCとは?
- 2 renVMとインターオペラビリティ
- 3 図解で見るWBTCの発行手順
- 4 図解で見るrenBTCの発行
- 5 まとめ
renBTCとはWBTCと同様にイーサリアム上で発行されているビットコインです。renBTCはRenVMにより発行され、イーサリアム上でERC20トークンとしてビットコインの裏付け価値を持ち、DeFiでイールドファーミングや流動性マイニングを行うことができます。本稿ではrenBTCの仕組みとリスクについて詳しく解説を行います。
renBTC及びWBTCの入手方法については墨汁マガジンVol.473「WBTCとrenBTCを入手するベストな方法を考える 手数料と発行手段比較」を参照してください。
renBTCとは?
renBTCは、ビットコインをrenVMのマルチシグアドレスにビットコイン(BTC)をロックすることで、イーサリアム上でビットコインと同じ価値を持つrenBTCとして発行されるいわゆるステーブルコインを指します。ステーブルコインといえばDAIやUSDCなどのようなドルにペッグするものが想像されますが、renBTCやWBTCなどのWrapされたトークンもトークン自体の価値はペッグされたものと1:1となるので、ステーブルコインとなります。
renBTCはビットコインとイーサリアムのいわゆるインターオペラビリティを可能とし、Curve FinanceやUniswap、Maker DAOやDEXなどでイーサリアム上でビットコインを売買できるという利点を持ちます。
また2020年9月末現在、renBTCは2.1万BTCがロックされており、ビットコインの総発行数の0.1%ものBTCがロックされているということになります。
出典:DeFi Pulse renBTC上にロックされているビットコイン数
renVMとインターオペラビリティ
renVMはrenBTCと同様にインターオペラビリティを担う分散ネットワークであり、
・ビットコイン($BTC))
・Zcash($ZEC)
・ビットコインキャッシュ($BCH)
をサポートしており、ビットコイン以外にも2つのアルトコインをイーサリアム上に持ち込むことができます。renVMの役割は