- 1 renBTCの仕組み一覧
- 2 RenVMとAlamedaの関係
- 3 renBTCの今後とFTX破産の影響
- 4 AlamedaがRen Protocolを買収した理由
- 5 Ren2.0とFTX破産のDeFi影響
- 6 影響を受けるDeFiと取るべき対策
- 7 WBTCの懸念
- 8 renBTCで注意すべきこと
- 9 まとめ
イーサリアムにビットコインをブリッジすることができるrenBTCを発行するrenVMを開発するRen Protocol(レンプロトコル)は、破産したFTXグループのSBFの投資会社であるAlameda Research(アラメダリサーチ)に2021年2月に”参加”しており、資金調達を行っていました。
FTX及びAlamedaの破産によりRen Protocolも影響を受けており、renBTCの提供を続けるためにRen 2.0を予定しています。本稿ではFTX破産におけるrenBTCへの影響や今後についてわかりやすく解説を行います。
FTXの破産の原因となったAlamedaについては墨汁マガジンVol.773「Alamedaの財務状況リークがなぜFTXのリスクとなったのか?取り付け騒ぎとなった原因を理解する」を参照してください。
renBTCの仕組み一覧
Vol.483「図解で理解するrenBTCとWBTC発行の仕組みと違い renVMの役割とは?」
RenVMとAlamedaの関係
RenVMを開発するRen Protocolは2021年2月に「FTXのAlameda Researchに加わる」と発表しており、詳細は明かされていませんでした。
一方で今回のFTX破産に際してRen Protocolは
「2021年初旬にAlamedaは長期的なRenVM開発を行うための資金を提供する目的のパートナーシップとしてRen Protocolを買収した」
と公式発表を行っているのです。
Ren ProtocolによるとAlamedaは四半期ベースでの資金提供をおこなっており、FTXグループ及び子会社のチャプター11の破産申請に伴い、2022年の第4四半期つまり12月までしか資金調達ができないということになるということです。
Ren公式発表:Moving on from Alameda
renBTCの今後とFTX破産の影響
Ren ProtocolはrenVMは問題なく動いており、FTXの破産の影響はないとしているものの「追加の資金調達が必要」としています。またAlameda破産に際して