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墨汁マガジンVol.773「Alamedaの財務状況リークがなぜFTXのリスクとなったのか?取り付け騒ぎとなった原因を理解する」

目次
  • 1 Alamedaの財務状況がリーク
  • 2 Binanceが保有する全てのFTT売却を発表
  • 3 FTT保有リスク
  • 4 FTX価格の下落
  • 5 FTTの実態から見えてくるFTXとAlamedaの裏側
  • 6 買収を強気で行った理由
  • 7 まとめ

世界最大手仮想通貨所のBinance(バイナンス)と並ぶ急成長を見せたアフロやSBFことサム・バンクマン・フリードの”FTX”とその親会社となるAlameda Research(アラメダリサーチ)の財務状況がリークされました。

このリークによるとAlameda Researchの2022年第2四半期時点での資産は大半がFTTやSBFが関わるプロジェクトのトークンであり、キャッシュまたはそれに相当する資産は100分の1という。本稿では知られざるFTXの裏側とBinanceのFTXトークン(FTT)全売却を消えめた理由についてわかりやすく解説を行います。

 

Alamedaの財務状況がリーク

リークされた2022年第2四半期の財務状況によると、SBFの投資会社であるAlameda Researchの保有する資産は146億ドル(2.14兆円)となっており、資産の大きな順では

 

ロックされていないFTT:36.6億ドル(5367億円)

FTTの担保:21.6億ドル(3168億円)

投資している株:20億ドル(2933億円)

ロックされたSOL:8.63億ドル(1266億円)

ロックされたFTT:2.92億ドル(428億円)

ロックされていないSOL:2.92億ドル(428億円)

預金及び相当する資産:1.34億ドル(197億円)

SOLの担保:4100万ドル(60億円)

 

となっているとされている。

AlamedaのCEOはこの内容は決算資料の一部であり、

 

「リークされた貸借対照表には反映されていない100億ドル(1.46兆円)以上の資産を有する」

 

と主張しています。

 

Binanceが保有する全てのFTT売却を発表

BinanceのCEOであるCZは

 

「FTX離れの一貫としてリークされた内容から保有するFTT(FTXトークン)を全て売却する」

 

と発表。

この一番の理由として

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