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墨汁マガジンVol.772「FTX Earnのレンディング金利制限によるBlockFi移行はありか?BlockFiの高まるリスクに注意」

目次
  • 1 FTX Earnの金利制限で大幅引き下げ
  • 2 BlockFiのさらなる巨額損失
  • 3 リスクに見合わないリターン
  • 4 BlockFiのリスクが上昇している理由
  • 5 一見低リスクに見えるが・・・?
  • 6 ランニングコストの高さは破産へ一直線
  • 7 今後のBlockFiの影響はどうなるのか?
  • 8 まとめ

Binanceとならぶ仮想通貨取引所最大手のFTXは、Blockfolioを買収して提供していたFTX Earnのレンディング金利の大幅引き下げを発表。さらにBlockFiは3AC(Three Arrows Capital)に続き提供するサービスに依存するリスクと巨額損失が続いています。

本稿では金利の大幅引き下げによるFTXやBlockFiなどのレンディング企業の今後と運用先についてわかりやすく解説を行います。

3ACについては墨汁マガジンVol.719「Three Arrows Capital(3AC)とは?スリーアローズキャピタルが破産した場合の仮想通貨影響」を参照してください。

 

FTX Earnの金利制限で大幅引き下げ

FTXは2022年11月1日にFTX Earn(旧Blockfolio)におけるレンディングの金利制限を発表しました。FTX Earnの詳細によると

 

1万ドルまで:金利8%

1万ドルから10万ドルまで:金利5%

 

となっています。

これは単純に10万ドルまでしか金利がつかず、10万ドルに対しての総合計金利は5.3%で、例えば20万ドル相当のビットコインやイーサリアムをFTX Earnでレンディングしている場合には2.65%に金利が落ちるということになるのです。

 

出典:FTX – FTX Earnの制限追加による金利大幅引き下げ

 

従ってFTXのレンディング独走は終わり、BlockFiなどの大手レンディング企業を検討する必要があるということになるでしょう。

 

BlockFiのさらなる巨額損失

BlockFiはレンディング企業の中で最大手である一方、3AC(Three Arrows Capital)の破産により8000万ドル約108億円の損失を出していることは記憶に新しいでしょう。

 

 

ですがBlockFiはよりリスキーなサービスから

 

「新たな巨額損失として

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