- 1 RWA(Real World Assets)とは?
- 2 RWAの定義
- 3 RWAのプロジェクト一覧
- 4 RWAの需要が伸びない理由
- 5 投資家はRWAをポートフォリオに組み込むべきか?
- 5.1 RWAの課題1
- 5.2 RWAの課題2
- 5.3 RWAの課題3
- 6 仮想通貨投資家が考えるべきこと
- 7 まとめ
現在における仮想通貨(暗号資産)におけるトークンの形式はただのERC20トークンから多くの発行形態を持ち、その裏付けは様々となっています。その中でもRWA(Real World Assets=)はDePINと同じく2023年からよく聞くようになった新たなトークンの裏付け形式です。
本稿ではRWAについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。DePINについては墨汁マガジンVol.965「仮想通貨(暗号資産)で話題のDePINとは?DePINの将来性と本質を理解する」を参照してください。
RWA(Real World Assets)とは?
仮想通貨(暗号資産)におけるRWAとは「Real World Assets」の略でつまりブロックチェーン上で生み出された価値ではなく、
Real = 現実
World = 世界
Assets = 資産
日本語の意味としては現実世界資産、つまり既存の金融資産などをトークン化した仮想通貨のことを指します。
RWAの定義
つまりトークンの裏付けとして仮想通貨としての価値ではなく、すでに世間一般で経済的に価値のある資産が裏付けとなっているものはRWAであるということです。RWAの代表格としてはサークル社(Circle)のUSDCやテザー社(Tether)のUSDTなどがRWAにあたり、発行の形式としては顧客が預け入れたドルを裏付け資産として1:1で発行するというものです。
ただし必ずしも現実の金融資産である必要はなく、例えば不動産であったりコモディティ(商品)、クレジット(信用)さらには芸術作品、知的財産などなにかをトークン化したものを全て指すということです。
つまりNFTが例えばゴッホのひまわりを担保に発行されたものであれば、それはNFTでありなおかつRWAであるということになるでしょう。従ってRWAであるということの定義は非常に幅広く、NFTの定義と似ている包括的なトークン種類であると定義付ける事が可能です。
RWAのプロジェクト一覧
ではRWAのプロジェクトとトークンをみてみましょう。