- 1 イールドファーミングのAPYは価格に依存
- 2 APYに持続性がない例
- 3 DeFiのAPYランキング
- 4 正確なAPYを計測するには?
- 5 APYを正しく比較する
- 6 運用先流動性プールのリスク評価
- 7 まとめ
イーサリアムやEVM経済圏における”イールドファーミング”におけるAPYはガバナンストークン価格がベースとなっているものが9割であり、それ以外での高いAPYはインパーマネントロスや単純な価格下落によるものが大半です。
2022年11月現在のような長期下落トレンド下においては各プロジェクトも意図的に報酬を下げることも少なくなく、DeFiでの運用先を新たに探してリスク評価を行い、運用する必要があるでしょう。本稿では墨汁うまいが考えるイーサリアムやビットコイン及びステーブルコインをDeFiでの運用先のリサーチ方法とリスク評価についてわかりやすく解説を行います。
長期下落トレンド下における運用戦略の基礎的な考え方については墨汁マガジンVol.761「【2022年下半期最新版】ステーブルコインをレンディングする場合のベストな戦略は?」を参照してください。
イールドファーミングのAPYは価格に依存
低リスクかつハイリターンなDeFi運用におけるAPY(APR)はすべてガバナンストークン価格に依存します。これはYearn Financeのようなイールドアグリゲーターも例外ではなく大半の運用戦略も同様であり、あくまで自動売却して自分の運用するトークンの割合が反映されているだけに過ぎません。
プロジェクトの運営としてはガバナンストークンを報酬として付与することで売却され、価格が下落して運営資金の影響を考え
1.ガバナンスで投票して変更
2.運営の判断で意図的な調整
が行われることもあり、APYの低下はTVLが維持していても価格下落によってさらに下がることがよくあるのです。
Yearn Financeの運用戦略については墨汁マガジンVol.583「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.5 Vualtの最新の運用戦略と採用方法」を参照してください。
APYに持続性がない例
例えば上記の場合、特に2のような運営がマーケットを考慮して変更している場合、TVLや価格が維持していても意図的にAPYを落とす場合があります。
一番わかりやすい例として
「