- 1 LINEAトークンがエアドロップとTGE
- 2 エアドロップが終わってやるべきこと
- 3 資産撤退のチェック項目
- 4 Rollupだからといって安全ではない
- 5 撤退にベストなブリッジは?
- 6 DeBankの撤退項目
- 7 セキュリティ管理の見直し
- 8 まとめ
イーサリアムのL2でzkEVMである「Linea」がLINEAトークンのエアドロップ及びTGEを行いました。一方でこれまでのエアドロップと異なり、2年半もの間ユーザーに使用させたものの、エアドロップは平均100万円前後にとどまる形となり、エアドロップブームの終焉を示唆しています。
本稿ではエアドロップブームの終わりを考え、その後のエアドロップファーマーが取るべき後処理について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
LINEAのエアドロップと売却については墨汁マガジンVol.1163「イーサリアムL2でzkEVM「Linea」のエアドロップ分析 LINEAを即売りする理由」を参照してください。
LINEAトークンがエアドロップとTGE
Lineaはテストネット半年、メインネット2年の時間を経てついにガバナンストークンとなる「$LINEA」をTGE、エアドロップを行いました。
LINEAトークンのClaim:https://linea.build/hub/airdrop
当初は3万アカウントがLINEAトークンをClaim(発行)した後、エラーでトランザクションを作成できたなかったものの約1~2時間で解消し、無事TGEを終えた形となりました。
一方で2年半もの間ユーザーからシーケンサー手数料として高いETH報酬を回収した一方、実際にはほとんどなにもしないで流動性マイニングのLPをしていたユーザーが上限なしでエアドロップが対象となっており、事実上のこれまでのオンチェーンアクティビティやレピュテーションなどは無視される形で脚切りされている状態です。
これらのことからエアドロップを狙ったエアドロップファーミングはリスク/リターンレシオが低く、アルトシーズン待ちである現状キャピタルゲインを主軸とした待ち戦略に移行するのがベストであると言えるでしょう。
エアドロップが終わってやるべきこと
ではエアドロップが終わってやるべきことについてみていきましょう。
1.不要なチェーン/プロジェクトからの資産撤退
2.