目次
- 1 12月FOMCではサプライズはなく市場はニュートラル
- 2 意識すべきはやはり仮想通貨市場の変化
- 3 2026年の利下げ見通し
- 4 2026年の重要ポイント
- 5 利下げ以外の短期的なプラス要因
- 6 2025年末の相場への対応をどう考えるか?
- 7 まとめ
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は第4四半期最後の最も重要なFOMCを終え、価格は短期的な動きがあったものの予想通り安定している状態です。本稿ではFOMC及びドットチャートから見る2026年の仮想通貨相場について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
年末に向けたリスクマネジメント及び見通しについては墨汁マガジンVol.1203「2025年末の仮想通貨相場展望、市場プレイヤーの変化影響を理解する」を参照してください。
12月FOMCではサプライズはなく市場はニュートラル
米FRBは日本時間で12月11日、FOMCを開催して市場の予想通りとなる25bpsの利下げをおこないました。仮想通貨推進派であるトランプ大統領の「早急な利下げ」という要求からはむなしく、市場の影響を考慮しない25bpsでサプライズはなかったことから、当初の読み通り市場影響はほぼ0であったということになります。
意識すべきはやはり仮想通貨市場の変化
ビットコインは短期的に2000ドル前後の上下はあれど、ほぼボラティリティが収束している状態になっていることがわかります。
これはFOMC前にも解説した

