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墨汁マガジンVol.131「イーサリアム(ETH)からフォークするイーサリアムクラシックヴィジョン(ETCV)は要注意」

目次
  • 1 1.ETCVのフォークコインを受け取る
  • 2 2.ETCVはスキャムではないのか?
  • 3 3.ETCVの真の目的
  • 4 4.安全にETCVを取引するには?
  • 5 6.まとめ

ETCVとは、イーサリアムクラシック(ETC)ではなく、イーサリアム(ETH)のフォークです。公式の主張曰く、The DAOフォークをしていないETCと現在のShardingなどのスケーリング解決を実装するというものです。

フォークをすれば今までの大変だったリサーチや開発を技術力がなくてもできるため、このようなコピープロジェクトは2017年に大流行しました。その中の後発であるため、たとえもらえるとしても即売り一択となります。ですが、今回のETCVのフォークはかなり怪しく、最新の注意が必要なのでその理由について解説します。

 

1.ETCVのフォークコインを受け取る

通常、フォークコインはチェーンのコピーであるので、ETHの所有者に対してETCVが1:1で存在することになります。ですが、今回のETCVでは1:3の付与?となり、さらに「取引所においているものは無効とする」と公式は述べています。つまり、通常のフォークとは違い、ウォレットに対して中央集権的にエアドロップを行うということで、売り圧が運営元により存在するので即売り水準ということになります。

 

フォーク時間は、日本時間1月12日5:00amで、その時点でスナップショットをとり、ウォレット残高に応じて1:3で獲得できると主張しています。受け取るには公式のウォレットhttps://etcvwallet.coでETHの入った秘密鍵から復元する形となっています。(アクセスは自己責任です。私は推奨しません)

現時点で、どの取引所に上場するという話もなく、フォークから1ヶ月ほどで上場させると主張しています。

 

2.ETCVはスキャムではないのか?

ではここからは、ETCVがスキャムかどうかについて見ていきましょう。

まずGithubを確認すると、

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