目次
- 1 ロシアへの経済制裁激化
- 2 ビットコインとゴールド
- 3 ビットコインの相場変化はいつ起きたのか?
- 4 相場の資金の流れはどこへ?
- 5 ビットコイン相場は需要の低下が顕著に
- 6 イーサリアムは引き続き低需要を継続
ロシアのウクライナ侵攻とビットコインについてはテクニカル分析の重要ポイント2022年02月18日~24日「ロシアのウクライナ侵攻でビットコインは買われず イーサリアムも2年ぶり長期下落トレンド入りへ」を参照してください。
ロシアへの経済制裁激化
ロシアが2022年2月末に開始したウクライナ侵攻から約2週間が経過、米国やEUによる経済制裁が継続しておりロシアは非常に分が悪い形となっています。特にロシアの強みであった天然ガスの輸出に対してEUが強気の対策を発表し、2022年末にむけてロシアからの天然ガス輸入を3分の2に減少させるとしており、ウクライナ侵攻が予想よりも長期化していることによって非常に痛手となっていると言えるでしょう。
またゴールドマンサックスはロシアからの徐々に事業撤退を行うことを発表。これはウォール街の銀行として初の事例であり、ロシアにとっては経済制裁よりも米国企業からの影響が強く、非常に厳しい展開となっていると言えます。今までロシアが行ってきた脱ドル戦略でしたが、経済全体にはSWIFTでの除名やVISA、マスター、AMEXなどの決済停止などの影響が強く出ることになるといえるでしょう。
ロシアの脱ドル戦略については墨汁マガジンVol.671「ロシアがウクライナ侵攻に強くでられる理由 ロシアの対ヨーロッパ関係と”脱ドル”戦略とは?」を参照してください。
ビットコインとゴールド
ロシアのウクライナ侵攻によるビットコイン需要は上昇しておらず、ゴールドと比較すると需要の差が出ていることがわかるでしょう。特にウクライナ侵攻の開始からゴールド価格は上昇しており、円建てでは2020年のコロナショック以来の最高値を更新しているのです。
この理由としては何度か解説していますが
「ビットコイン