マガジン内検索

墨汁マガジンVol.572「Polygon(Matic Network)の仕組みと概要 Plasmaを活用したサイドチェーン」

目次
  • 1 Matic NetworkからPolygonへのリブランド
  • 2 Polygonサイドチェーン
  • 3 Polygonを構成する3つのレイヤー
  • 4 イーサリアムとPlasma
  • 5 Heimdallとは?
  • 6 Peppermintとは?
  • 7 Bor(Block Producer)
  • 8 まとめ

イーサリアムのスケーリング解決プロジェクトでありサイドチェーンとして展開するMatic Network(Polygon)は、Curve FinanceやAaveなどが既にデプロイされています。本稿ではサイドチェーンによるスケーリングを目指すMatic Network(Polygon)について詳しく解説を行います。

 

 

Matic NetworkからPolygonへのリブランド

PolygonはもともとMatic Networkとしてローンチしました。Matic NetworkはICOではなく、2019年に物議を醸したIEO(Initial Exchange Offering)をBinanceを介して資金調達を行っており、2021年2月にリブランドという形でMatic NetworkからPolygonへと名前の変更を行っています。

Polygonはサイドチェーンとしてのスケーラビリティを示すためにイーサリアムを選択したとしており、今後イーサリアム以外にもメインチェーンをサポートするとしており、インターオペラビリティがスタンダードになっていくと考えられるでしょう。

 

Polygonサイドチェーン

まずPolygonは最近のOptimismなどのL2の流行に伴い、L2をプロモーション目的で強調していますがサイドチェーンとなっています。Polygonはイーサリアムの発明者であるVitalikが提唱したPlasmaを利用していますが、実際は

 

「Plasmaを活用した

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索