目次
- 1 6月FOMCでは利下げならず
- 2 FRBはタカ派へ傾く
- 3 ビットコイン長期下落トレンド転換の瀬戸際
- 4 中長期的な節目になるかのポイント
- 5 年末の相場は夏枯れにかかっている
- 6 まとめ
仮想通貨(暗号資産)は依然としてビットコインが最高値を更新できておらず、イーサリアムは底値から回復している一方、2500ドル前後のレンジ相場を抜けられない状態で夏枯れに突入しようとしています。
本稿では6月FOMCを終えた仮想通貨全体及びビットコイン相場の先行きと夏枯れ、ビットコインが直面しているトレンド転換の壁について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
直近のグレースケールの禊の仮想通貨影響については墨汁マガジンVol.1133「【2025年6月最新】イーサリアムのグレースケール禊進捗と価格下落による影響を分析する」を参照してください。
6月FOMCでは利下げならず
米現地時間2025年6月18日、6月のFOMCが行われ金利の据え置きが発表されました。市場は既にビットコインが最高値を更新できておらず、イランとイスラエルの戦争における地政学リスクによりリスク資産のビットコインが売られていると言えます。
MicroStrategy(マイクロストラテジー)がビットコインを更に買い続けている一方でビットコイン価格は上値が重いままとなっており、テクニカル分析上では中長期の下落トレンド転換のサインがではじめている状態です。
この状態で夏枯れに突入できればいいのですが、まさにここからの動きがビットコインだけでなく仮想通貨全体の命運を決める首の皮1枚のギリギリの状態であるのです。
FRBはタカ派へ傾く
ではFOMCによる2025年末に向かっての相場影響についてみていきましょう。
今回のFOMCのポイントは
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