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墨汁マガジンVol.1202「データから見るステーブルコインビジネスの難しさ」

目次
  • 1 円安が示す困難さ
  • 2 ドル以外のステーブルコイン立ち位置
  • 3 ステーブルコインドミナンス
  • 4 収益性とそれをカバーする方式
  • 5 DeFiの問題
  • 6 まとめ

ステーブルコインはオールドメディアがJPYCの金融庁認可で注目しているトレンドであるといえる一方、データやファンダメンタルが示すのはドルに対するドミナンスからビジネス上のスケールの問題点が数多く存在するのです。

本稿では実際のデータからみるステーブルコインビジネスがスケールし、需要が増えるのかについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。JPYC普及については墨汁マガジンVol.1201「ステーブルコイン激論会 墨汁うまいはJPYCが普及するのかをどう考えるか?」を参照してください。

 

円安が示す困難さ

岡部さんはDeFiにおけるステーブルコイン需要を上げている一方、UniswapなどのAMMにおけるUSDC/JPYCのような流動性提供はインパーマネントロスを必ず引き起こし、流動性を提供するインセンティブは別途イールドファーミング報酬などが必須です。

一方で米国で2025年7月18日に可決したステーブルコインに関するジーニアス法では、

 

「ステーブルコイン発行者が得る利回りを利用者に付与することを禁止」

 

しているのです。

日本でははまだ厳格なステーブルコイン規制は

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