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墨汁マガジンVol.100「bitFlyer FXを指標としたビットコイン取引手法」

目次
  • 1 1.ビットコイン取引手法を指標から考える
      • 1.0.1 1-1.現物とFXの違い
      • 1.0.2 1-2.bFFXの乖離
      • 1.0.3 1-3.2017年との比較からみるビットコインの展望

1.ビットコイン取引手法を指標から考える

ビットコイン、特にbitFlyerを使用した指標があります。

 

1-1.現物とFXの違い

まず、現物とFXの違いについてですが、bFFXは差金決済取引(CFD)でビットコイン現物を売買しないで、bitFlyer内のデータのみを取引するため、俗に「加納コイン」と呼ばれているものです。

対して現物は通常の取引ですが、bitFlyerではbFFXがビットコインの派生取引、つまりデリバティブであることを初心者が認識し辛い(bitFlyerはその違いを明確に記載していない)ため、しばし現物と混同されることがあります。

 

bFFXの価格値動きは本来ビットコイン現物には関係のないもの、つまりペッグしないものです。

しかし、Cryptowatchが1年ほど表記を変更(bitFlyerからの打診があったかは不明ですが、明らかに不審)し、BTCFX/JPYをBTC/JPYとしていたことから、海外勢はbFFXを最もビットコインの流動性があると誤認していたということもあります。

また、現在はBitMEXも同様にCFDですが、ビットコイン価格に影響を与えていることから、ビットコインの本来の市場の半分は、本来価格に影響することのないデリバティブ市場がコントロールしていることがわかります。

 

 

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