イーサリアムの発明者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は現状のイーサリアムL2を中心としたスケーリング「Rollup Centric」の方向性について、L2の開発動向を批判、PreComfirmation(PreComfs)の次期大型アップデートでの導入とNative Rollupを例にL1でのスケーリングについて言及しました。
本稿ではL2の今後とここでVitalik氏が何を言いたかったのかについて技術的な話を噛み砕いて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。Native Rollupについては墨汁マガジンVol.1131「【図解】イーサリアムL2のNative Rollup(Based Rollup)とはなにか?」を参照してください。
VitalikがイーサリアムL2の現状を批判
イーサリアムの現状のL2でのスケーリングアプローチである「Rollup Centric」に対して、Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は開発の遅さについて批判。
Arbitrum(アービトラム)やOptimism(オプティズム)のような既にステージ1に移行しているL2は非常に少なく、事実上イーサリアムのProto-DankshardingとPeerDASを利用しているものの、ほとんどEVMチェーンと変わらない現状について、スケーリングに寄与していないとしているのです。
例えばEVMチェーンは
1.イーサリアムとカノニカルブリッジ等で接続
2.マルチシグにおける管理者権限はプロジェクト側
という点を考慮すると、OP Stackを採用してRollupビジネスに参加しているチェーンは基本的にEVMチェーンと変わらないということになります。
L2に対する批判:https://x.com/VitalikButerin/status/2018711006394843585
Rollupビジネスについては墨汁マガジンVol.1171「イーサリアムL2のRollupビジネスモデルから見るリスクとトークン価値」を参照してください。
イーサリアムは「Beam ChainとNative Rollup」の開発を優先
現状L2はProto-DankshardingとPeerDASでトランザクションが隔離されており、EIP-1559でガス代が大きく低下していること、ブロックガスリミットの引き上げでL1でスケーリングしているということから、
「Native Rollup

