目次
- 1 1.コンスタンティノープルの実装ブロックが決定
- 1.1 1-1.ブロックナンバーとハードフォークの関係
- 1.2 1-2.今回の実装はイーサリアムにとってあまり意味をなさない
- 2 2.Ethereum 1.xを考慮する
- 2.1 2-1.EVMとeWASM
- 2.2 2-2.コンスタンティノープルの実装内容
1.コンスタンティノープルの実装ブロックが決定
イーサリアムのコアデベロッパー会議51が12月7日に行われ、イーサリアムの各クライアントのデベロッパーによる進捗報告と、コンスタンティノープル実装についての議論が行われました。
1-1.ブロックナンバーとハードフォークの関係
ここで、ついにハードフォークのブロックナンバーが決定。「イーサリアムの今後に影響するコンスタンティノープルの実装分析」のレポートで詳しく説明したように、ハードフォークはブロックナンバーが重要となるため、コンスタンティノープルの実装準備は完了しているということになります。
現在のブロックナンバーは684万を推移しており、#7,080,000でコンスタンティノープルハードフォークを行います。
前回のビザンチウムのディフィカルティボムの調整により、現在は予定どおりブロック生成時間は平均14秒で推移、正常な値であるためフォークは1月16日から大幅に前後することはないと見られます。
出典:https://etherscan.io/chart/blocktime
▼コンスタンティノープルの実装と影響は下記レポートを参照
1-2.今回の実装はイーサリアムにとってあまり意味をなさない
残念ながら、今回のコンスタンティノープルフォークはイーサリアムにとってはマイナーアップデートでしかなく、Ethereum 1.xが発表された今ほとんど意味がないと言えます。