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墨汁マガジンVol.168「BlockFiのビットコインとイーサリアムの高金利レンディングには要注意」

目次
  • 1 1.BlockFiアカウントの使い方
    • 1.1 1-1.BlockFiのKYCと注意点
    • 1.2 1-2.ビットコインまたはイーサリアムをデポジットをする
    • 1.3 1-2.引出しには注意
  • 2 2.BlockFiは本当に安全なのか?
    • 2.1 2-1.実テストとトランザクション確認からわかったこと
    • 2.2 2-2.BlockFiの借りる側の手数料とLTV
    • 2.3 2-3.収益モデルと貸し手側のリスク
  • 3 3.システミックリスクと運用の信頼度問題
  • 4 4.6%の金利は取るリスクより高くない
  • 5 5.まとめ

レンディングプラットフォームのBlockFiが年利6%の高金利BTC&ETHレンディングを提供開始というニュースがありました。過去に日本の取引所でも同様のレンディングを行っていたものの、以上に資金拘束時間が長く、コインチェックとZaifは実際にGOXしてしまったことから、選択肢としてうだつの上がらないものとなっていました。

対してBlockFiの場合、引き出しはいつでも可能であり、金利は月毎の支払いという非常に好条件となっています。

 

200ETHのデポジットテストと最新の変更点は下記マガジンを参照してください。

 

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1.BlockFiアカウントの使い方

まず公式にアクセスします

 

①「GET STARTED」をクリック

 

 

メールアドレス②パスワード(@などの記号を最低一つ入力)③利用規約に同意④reCAPTCHA⑤をしてContinueをします。

この時、アドレスは取引所で使用していないものを使用してください。また、アドブロックを使用していると次へ進めない作りにしてあるので、BlockFi上ではアドブロックの設定をオフにしましょう。

Check

 

登録が成功すると、入力したアドレス宛に6文字の確認コードが来るので、それを入力します。

 

 

認証が完了すると、下記のページでレンディングする通過を選択します。公式ではライトコインも対応とありますが、原時点ではビットコインとイーサリアムのみで、ビットコインは最低デポジット1BTC、イーサリアムは最低デポジット25ETHとなっています。ここではイーサリアムの「DEPOSIT」⑥選択してみましょう

 

 

1-1.BlockFiのKYCと注意点

 

ここからKYCが開始します。INDIVIDUAL(個人)が選択されていることを確認し、Conutryで日本を選択しないと県の選択ができません。

電話番号は0からはじまる11桁を入力します。

(KYCといっても、住所は都道府県までしか確認されず、電話番号は確認されません)

 

入力が終わると、アカウント作成をしているのか、1~10分ほど時間がかかります。更新するなとありますが、他のタブを選択しても問題ないようです

設定が完了すると、下記のようにKYC用の免許証やパスポートが要求されます。免許証は日本のものは対応していません。

画像をアップロードは可能ですが、下記のように画像が見つからないとなり認証できません。

 

パスポートは認証ができたので、パスポートからの確認は即座に終了します。その後各アドレス生成のためか5~10分ほど時間を必要とします。

 

1-2.ビットコインまたはイーサリアムをデポジットをする

KYCが完了すると、もとのデポジット画面に戻るので、ビットコインとイーサリアム両方選択が可能になります。説明文によると、各ユーザーごとにアドレスが生成されます。このアドレスをEtherscanで確認すると、一切の履歴がありませんでした。Wallet AddresまたはQRコードが表示され、自信のウォレットへデポジットする形になります。

 

1-2.引出しには注意

 

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Withdrawを選択すると下記のようなポップアップが出てきます。

引出しの手順として、withdrawls@blockfi.comにメールを送信。通常24時間ほどで行えますが、最大で1週間とあります。ここでの問題は、引出しに”通話が必要”ということでしょう。

企業はアメリカなのでもちろん英語を必要とするので、自信がない場合には敷居が高いと言えます。下記ではメールも対応してるようなので、英語で問い合わせる必要があります。

手順は

 

1.BlockFiが引出し要求を受け取る

2.出金先のアドレスと数量をユーザーに尋ねる

3.電話またはメールでアドレスを承認

4.アドレスが正しいかのテストトランザクションを送金(GOXした場合はBlockFiが負担)

5.BlockFiがブロックチェーン上で確認

6.個人情報の認証を電話で行う(通常は電話とあるのでメールも可?)

7.認証が完了したら、残りの残高を送金

 

将来的にGoogle Authenticatorの2段階認証を実装予定とのことです。上記手順は安全ですが、これでは引出しに時間がかかりすぎますし、非効率的であると言えるでしょう。2FAはアカウントのセキュリティ的にも必須で、手続きを簡略化できるかは不明です。

 

 

 

 

 

2.BlockFiは本当に安全なのか?

最低デポジット数が1BTCと25ETHということは、43万円または38万円を最低限デポジットする必要があるということになります。そのため、まずは実際にテストを行いました。

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