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墨汁マガジンVol.271「イーサリアム2.0(セレニティ)での移行ロードマップ “CasperとEthash”」

目次
  • 1 イーサリアム2.0セレニティへの移行ロードマップ
  • 2 Casperの移行ロードマップ
  • 3 エコシステム全体のイーサリアム2.0へ移行シナリオ
    • 3.1 ステートをShard Chainへ移行フォーク
    • 3.2 ステート移行のコントラクトと利点
  • 4 まとめ

イーサリアムは、2015年のローンチからセレニティへ向けての開発からイーサリアムのPoSであるCasperへの移行を前提に開発してきました。イーサリアムの開発ロードマップは

 

PoW

PoW+PoS

PoW&PoS

PoS

 

というふうに2017年には暫定的に決まっていましたが、イーサリアム2.0(セレニティ)のBeacon Chainのジェネシスブロックが2020年1月に予定が決まり、抽象的であったこのCasperへの移行ロードマップも具体的に判明し、レガシーチェーン(イーサリアム1.0)からイーサリアム2.0へのエコシステム移行も同様に明確になっています。

本稿では、イーサリアムの今後の移行ロードマップについて全体像を詳しく解説を行います。

 

Casperについてはマガジンで複数回に分けて詳しく解説しているので、下記を参照してください。

 

イーサリアム2.0セレニティへの移行ロードマップ

まずイーサリアムのセレニティでは、32ETHをバリデータになるためにデポジットを行います。この時のイーサリアムのトークンであるETHは、BETHとなりバリデータになるための32ETHは32BETHとしてBeacon Chain上に存在することになります。

 

BETHについては下記マガジンを参照してください。

 

イーサリアム2.0では、最終的に存在することになる現在のETHと

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