目次
- 1 ETH2のプロダクションレディ版のリリース
- 2 デポジットコントラクトの役割と重要性
- 3 Beacon Chainローンチに必要な条件
- 4 まとめ
イーサリアム2.0(ETH2)のフェイズ0は今年2020年にローンチが予定されており、元々の予定は2020年1月4日でしたがより安全なローンチを行うため現在はプロダクションレディ状態へと昇華させるため各種監査が行われています。そんな中Beacon Chainのデポジットコントラクトはプログラムの検証監査会社のRuntime Verificationにより形式的検証(Formal Verification)が行われ、無事バグなどが修正されました。
本稿ではこのデポジットコントラクトがETH2の開発のどの割合まで来ているのか、Beacon Chainのローンチにどう関係するのかについて詳しく解説を行います。
ETH2のプロダクションレディ版のリリース
2019年12月、ETH2のリサーチャーとデベロッパーは2020年1月に入って現在のイーサリアムレガシーチェーン上でローンチ可能なバージョン、プロダクションレディ(Production Ready)のバージョンとなるv0.10.xを公開すると述べていました。今回のデポジットコントラクトの形式的検証が完了したことで、1月11日にETH2の仕様v0.10.0を公開しています。
出典:https://github.com/ethereum/eth2.0-specs/releases/tag/v0.10.0
デポジットコントラクトの役割と重要性
ではこのデポジットコントラクトはBeacon Chainにとってどのような役割を果たすでしょうか?これは