目次
- 1 スイスの企業がイーサリアム上でIPOへ
- 2 イーサリアム上でのICOとETH価格の高騰
- 3 コントラクトプラットフォームとしての進化
- 4 まとめ
イーサリアムのETH高騰時、ICOの乱立により多くのETHが購入されEOSなどのICOプロジェクトによる大量売りでETH価格は最高値から約10分の1まで下落を記録。現在はイーサリアム上での非中央集権金融であるDeFiに全体の3%のETHが使用されています。そんな中スイスの企業がイーサリアム上でIPOを行うという報道があり、ICOの時と同様にETH需要の期待がされています。本稿ではイーサリアム上でのIPOについて、ETHにどのような影響を与えるかについて詳しく解説を行います。
スイスの企業がイーサリアム上でIPOへ
スイスベースのOverFuture SAという企業は、普通株式839万株をイーサリアム上で発行。スイスの仮想通貨取引所であるEURO DAXXで1株1.25ユーロで株式公開を開始。EURO DAXXはブロックチェーンモデル都市として2016年に話題になったスイスのツークをベースとしており、このイーサリアム上でのIPOはスイス規制当局となるFINMA(Swiss Financial Market Supervisory Authority)により規制されています。
出典:http://overfuture.io/Download/ProspettoInformativo
イーサリアム上でのICOとETH価格の高騰
イーサリアムでのERC20トークンによるコントラクトでのICOは、2016年から本格的にトレンドとなりETH価格の大幅な高騰を引き起こしました。では今回のIPOという事例はETH価格にどのように影響を与えるかというと