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墨汁マガジンVol.997「仮想通貨エアドロップでシビル認定されないために必要なロンダリング手法と注意点」

目次
  • 1 エアドロップにおける対象外のリスク
  • 2 直近のエアドロップのシビル認定
  • 3 資金を効率的に割く方法
  • 4 資金のロンダリング方法と注意点
  • 5 その他注意点
  • 6 まとめ

仮想通貨におけるエアドロップにおいてシビルや複垢は基本であり、各ユーザーは2〜4アカウントなどを保有しているでしょう。一方である程度の複垢が容認されている一方、下手をすればシビル扱いされてエアドロップ対象外になるリスクもあります。

本稿ではエアドロップにおける安全な資金のロンダリング手法について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

エアドロップにおけるシビルについては墨汁マガジンVol.702「シビルアタック(Sybil Attack)とは?イーサリアムL2のエアドロップでシビルアタック認定される条件とNG行為」を参照してください。

 

エアドロップにおける対象外のリスク

エアドロップにおける対象外のリスクはそのプロジェクトが考えるユーザーがシビルなのか、スパムなのか、対象外なのかによって大きく異なります。この定義が曖昧であり、プロジェクトごとに公開されていないため理解しづらい点ではありますが、エアドロップが貰えるかどうかは完全にそのプロジェクトごとの裁量に関わっているため、シビル認定されないように最善を尽くす必要があると言えるでしょう。

まずユーザーを分類するには

 

エアドロップ対象 > 対象外 > スパム > シビル

 

の4つで分類できるでしょう。

エアドロップが対象外の場合は単純に利用ユーザーの10%~20%を対象にする脚切りにあっただけであるため、心配する必要がありません。一方でスパム、シビルに認定された場合はリストがGitHub上に公開されるため、他のプロジェクトがそのシビルリストを利用して今後そのアドレス自体がブラックリスト入りするリスクを抱えるということになるのです。

 

直近のエアドロップのシビル認定

基本的にシビルはNansenなどのオンチェーン分析ツールを使用して分析されますが、LayerZeroのような一定のメソッドにおけるシビルクラスター分析も公開されていないだけでトッププロジェクトは必ずやっていると言えるでしょう。

シビルでないにしてもこれらのメソッドに引っかかる行動としては

 

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