目次
- 1 フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?
- 2 フォロースルーデーを確定する条件
- 3 フォロースルーデーの実例を分析する
- 4 フォロースルーデーのトレンド転換事例
- 5 フォロースルーデーは万能ではない
- 6 仮想通貨への応用は可能?
- 7 まとめ
S&P500など米国株でテクニカル分析で用いられるフォロースルーデー(Follow-Through Day)が確認されたと話題となっています。このフォロースルーデーは米国株のトレンド転換の指標となるとされていますが、本当にトレンド転換を予測できるのでしょうか?本稿ではフォロースルーデーのテクニカル分析に組み込む際の注意点と、仮想通貨に応用できるのか、実際にトレンド転換分析に利用できるのかについて詳しく解説を行います。
トレンド分析の基礎についてはテクニカル分析講座Vol.4 「ビットコインのトレンド分析から利大損小トレードを行う」で詳しく解説をしています。
フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?
米国株でよく聞くフォロースルーデー(Follow-Through Day)とはアメリカの投資家William O’Neil氏が提唱したもので、
「トレンドの終わりに見せるマーケットの動きであり、フォロースルーデーが確認された後に上昇トレンドに転換するサイン」
というテクニカル分析理論の1つです。
フォロースルーデーの条件として
1.前日より大幅な高騰(1.7~2%またはそれ以上)をしてクローズ
2.直近の出来高と比較して大幅な上昇
を満たしている場合、フォロースルーデーとなりその後に上昇トレンドに転換するというものです。フォロースルーデーとは”Follow-Through”つまり”結末の日”のことを指しており、下落トレンドの終わりを定義した日をフォロースルーデーとして分析しているということなのです。
フォロースルーデーを確定する条件
ではフォロースルーデーのより詳しい定義と分析方法について見てみましょう。
フォロースルーデーを分析するのに重要な条件として
「