目次
- 1 仮想通貨2022年は長期下落トレンドへ
- 2 短期指標からわかるETH需要の変化
- 3 需要の下落を示唆
- 4 NFTの需要変化
- 5 DeFiの需要
- 6 ロシアの影響
- 7 テクニカル分析上のトレンドは?
- 8 まとめ
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨価格はロシアのウクライナ侵攻によって大きく下落、ウクライナ侵攻から約1ヶ月が経過していても400万円代を行き来しています。今回のような戦争での有事のビットコインとして買われなかったことから、ロシアのウクライナ侵攻が沈静化してからビットコインが回復するのではないかという期待がありますが、実際には相場影響はどのようなものが想定されるでしょうか?
本稿ではロシアのウクライナ侵攻が沈静化した際にビットコインやイーサリアム、DeFiトークンの価格は回復するのか?2022年末に向けてのロシアのファンダメンタル影響について詳しく解説を行います。ロシアのウクライナ侵攻とビットコインの関係についてはテクニカル分析の重要ポイント2022年02月18日~24日「ロシアのウクライナ侵攻でビットコインは買われず イーサリアムも2年ぶり長期下落トレンド入りへ」を参照してください。
仮想通貨2022年は長期下落トレンドへ
まず重要となるのは
「すでに2022年はビットコインもイーサリアムも長期下落トレンド入りしている」
ということを理解しておく必要があります。
ここでのポイントとなるのは長期下落トレンドに転換したのは2022年の年始であり、ロシアとウクライナの緊張がピークに達して侵攻を始めたのは2月末であり、ロシアが原因で下落トレンド入りしたわけではないという点です。
従って短期的なロシアのウクライナ侵攻による影響は長期トレンドへ与える影響は一時的であり、分析すべき点はこのロシアのウクライナ侵攻でどれだけ需要の低下に影響を与えたかとなります。順を追って分析をしてみましょう。
短期指標からわかるETH需要の変化
ではまず基本となるイーサリアム需要の変化を見てみましょう。まずイーサリアム及びDeFi、NFTの需要が下落しているかを図るには
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