目次
- 1 ビットコインの夏枯れか?
- 2 ビットコイン価格が1000万円に到達した要因
- 3 円安と今後のビットコインは相関しない可能性を示唆
- 4 ビットコインETFの影響は?
- 5 米経済のFRB見通し
- 6 現実と理想の乖離
- 7 まとめ
ビットコインは米国証券取引委員会(SEC)によるビットコイン現物ETFの承認後に1000万円に到達したものの、価格は夏枯れの停滞気味となっています。本稿では2024年末に向けて仮想通貨が高騰していくのかについてテクニカル分析とファンダメンタルを総合して仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
ビットコインの夏枯れについては墨汁マガジンVol.743「ビットコインの長期トレンドにおいて夏枯れと9月がテクニカル分析に最も重要な理由」を参照してください。
ビットコインの夏枯れか?
ビットコイン価格は56000ドルから73000ドルの市場最高値の間でレンジ相場となっており、7月に入ったことで夏枯れの影響を強く受けていることが見られるでしょう。ですが現在の価格は2024年1月11日に承認したビットコイン現物ETFの影響から依然として高い水準であることがわかり、今後のテクニカル分析とファンダメンタルの微妙な均衡が年末から来年にかけての仮想通貨全体の影響を与えると言えます。
ビットコイン価格が1000万円に到達した要因
まず今後の価格上昇を分析するためにビットコイン価格が円建てで1000万円を超えた理由について見ていきましょう。主に3つの要因が大きく、
1.ビットコイン現物ETFの承認と資金の流入
2.半減期
3.