目次
- 1 オラクルとは?
- 2 オラクルの歴史 ProvableとChainlink
- 3 イーサリアムになぜオラクルが必要なのか?
- 4 オラクルの問題点
- 5 まとめ
イーサリアムにおけるオラクルはコントラクトの可能性を無限大に広げることができ、イーサリアムがワールドコンピュータとして幅広く使われるにはオラクルは必須ともいえるでしょう。本稿ではChainlinkの$LINK高騰などでも注目されるようになった”オラクル”について、イーサリアムでなぜ必要なのか、今後必要とするのかについて詳しく解説を行います。
オラクルとは?
イーサリアムにおけるオラクル(Oracle)とは、外部データをコントラクトで参照するためのハブのようなものを指します。一般的なITにおいてのオラクルでは、米国のOracle Corporationを思い浮かべると思いますが、イーサリアムにおけるオラクルはブロックチェーンの”ブロック”や”ステーキング”などと同様に一般的な呼び名を表します。
オラクルがあればイーサリアムネットワーク外のデータを参照するのに必要となり、例えば天気であったり、株価や野球やサッカーなどの試合結果などをコントラクト内に”データ”として持ち込むことができるのです。
つまりオラクルとは、現在のシステムをイーサリアム上に構築するために欠かせないシステム構成の一つであるということです。
オラクルの歴史 ProvableとChainlink
イーサリアムのオラクルの歴史として、まず最初に上がるのが