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墨汁マガジンVol.545「以外と知らないビットコインの現物や先物、CFDの市場の違いと利点」

目次
  • 1 ビットコイン現物とは?
  • 2 デリバティブ(派生商品)とは?
  • 3 先物の需要と利点
  • 4 オプション取引という”保険”
  • 5 CFDの特徴と利点
  • 6 まとめ

ビットコインは仮想通貨の枠を超え、金融資産の一つとしてゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの参入が2021年になって顕著になっています。一方で求められる金融知識は年々上がっており、ビットコイン現物をベースとしたデリバティブが複数出てきています。本稿では現物や先物、CFDやオプションなどの以外と知らない特徴やマーケットの性質について詳しく解説を行います。

 

ビットコイン現物とは?

ビットコイン現物とは、英語で”Spot”とも呼び送金や決済、DeFiでの担保にできるビットコインそのものを指します。例えばゴールド現物取引といえば、ゴールドの実物を売買するということであり、ゴールドのコインやインゴットなどの売買を指します。つまりビットコイン現物とはビットコインマイニング報酬として発行されたビットコインをドルや円建て、イーサリアムなどのアルトコイン建てで売買するということです。

現物の主な性質としては

 

・Trezorなどのウォレットで自己保管できる

・DeFiに持ち込みCurve Financeなどで運用できる

・DeFiに持ち込みMaker DAOなどで担保としてDAIを発行できる

・仮想通貨取引所への送金や、人や企業に対する決済に使用できる

 

という基本的なことができるということです。

デリバティブ(派生商品)とは?

一方で今から紹介するデリバティブは”基本的”に送金や担保、決済には利用できない一方、トレードやヘッジに使用するため、複雑なトレード戦略を建てることが可能となります。デリバティブとは派生商品ともいい、現物をベースにした”金融派生商品”です。デリバティブには主に下記のようなものがあり

 

・先物

・CFD

・オプション

 

です。BitMEXやFTXなどのパーペチュアルコントラクトは

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