目次
- 1 ドル円は24年ぶり大幅円安
- 2 今後のドル円はどうなる?
- 3 日本が量的緩和を継続し続けなければならない理由
- 4 日銀が利上げを行うとどうなるのか?
- 5 日本経済から見る円の需要は?
- 6 本来あるべき円需要
- 7 3つのマイナスが引き起こす円安という当然の結果
- 8 日銀砲とアベノミクス
- 9 円高への介入は事実上不可能
- 10 まとめ
DeFiでステーブルコインを運用している投資家にとって、現在の極端な円安相場は非常に大きな利益をもたらす一方、ドル円をベースとした為替の動向が運用利益に影響を与えることから、仮想通貨とは別にドル円の動向を見る必要があります。
本稿ではステーブルコイン運用を行う墨汁うまいが考えるドル円の今後についてファンダメンタルをベースにわかりやすく解説を行います。円安に大きな影響を与えている米国FRBの利上げと金利については墨汁マガジンVol.734「FRBのFOMCでの利上げと仮想通貨市場の関係性は?単純ではないFF金利と政策」を参照してください。
ドル円は24年ぶり大幅円安
ドル円は2022年9月現在、142~144円を推移しておりコロナショック時の最安値から140%前後のパフォーマンスで下落しており、円の価値が大幅に下がっているということになります。
この価格帯は1998年のアジア通貨危機以来の安値となっており、ここを超えると1990年すなわち32年ぶりの大台ということになるのです。
ですが円の価値は下がっているものの、DeFiでドルのステーブルコインであるUSDCやUSDT、DAIを運用している場合2022年のパフォーマンス差はETHと比較して77%もあるのです。
つまりステーブルコインで運用しているだけでイールドファーミング報酬に加えて、2022年では約24%ものキャピタルゲインをステーブルコインで得られたということになるのです。
今後のドル円はどうなる?
ですがここからはドル円がどうなるかがステーブルコイン運用での重要なキーポイントとなるでしょう。
墨汁うまいが考えているのは
「ドル円は