目次
- 1 FRB7月のFOMCで75bpの利上げ
- 2 利上げと市場の関係性
- 3 コロナショックはイレギュラー
- 4 単純ではないFF金利の歴史と水準
- 5 リーマンショックで変わったR-starの推移とチャート
- 6 利上げの効果と市場
- 7 今後のファンダメンタルがより重要になる理由
- 8 まとめ
米FRBはCPI高騰後の注目のFOMCを26~27日にかけて開催。この金利政策とテーパリングによる金融引締は2022年初旬から仮想通貨や米株相場に大きな影響を与えており、今後も大きなファンダメンタル要因となるでしょう。
本稿ではFRBの金利政策が今後どのように仮想通貨市場に影響を及ぼしていくのかについてわかりやすく解説を行います。
FRBの利上げと相場の関係については墨汁マガジンVol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」にてわかりやすく解説しています。
FRB7月のFOMCで75bpの利上げ
FRBは7月26~27日に開催したFOMCで75bp(0.75%)の利上げを発表。13日に発表されたインフレ率を示す消費者物価指数のCPIが40年ぶりの水準となる9.1%を記録したことで、市場では100bp(1%)の利上げが当初は考えられていたものの、6月と同様の75bpの金利引き上げとなりました。
利上げが予想より低かったことからか、米株及び仮想通貨は前回のような利上げでの下落とはならず、むしろ価格の回復となっています。
利上げと市場の関係性
米経済的にはFRBの利上げによる思った効果が出ていない状態ですが、今後の市場関係としては墨汁マガジンVol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」で見たように
「利上げによると影響は