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墨汁マガジンVol.547「ビットコインの送金が詰まった時の対処法 RBFとCPFPを使用すべきではない理由」

目次
  • 1 ビットコインの送金詰まり
  • 2 ビットコイン送金詰まり解消方でベストなものは?
    • 2.1 RBF(Replaced by Fee)とは?
    • 2.2 RBFの対応ウォレットと使い方
    • 2.3 RBFの複数の問題
    • 2.4 CPFP(Child Pays For Parent)とは?
  • 3 ベストなBTC送金詰まり解消方法
  • 4 BTCトランザクション詰まり解消のやり方と利点
  • 5 まとめ

ビットコインはイーサリアムと異なり、トランザクションが詰まった場合に簡単にスピードアップができません。一方でビットコインの手数料が価格変動によって跳ね上がることもあり、運悪くBTCの送金が詰まる場合があります。本稿ではビットコインの送金が詰まった場合にできるベストな対処方について詳しく解説を行います。

イーサリアムの送金については墨汁マガジンVol.221「イーサリアムのガスが一時的に高騰する理由と手数料を最適に節約する方法」を参照してください。

ビットコインの送金詰まり

ビットコインは平均10分に1度のブロック生成であり、さらにブロックサイズはセキュリティの関係で1MBに設定されています。つまりビットコインを使って送金する場合、この1時間に6回かつ1MBという限られたサイズをオークション形式で争う形となっているため、現在のイーサリアムほどではないものの送金詰まりが起きます。

2017年にSegWitの実装により、実質的に2MBにブロックサイズが拡大したものの、価格が上昇するほどビットコインの需要は高まっており、手数料を安くしすぎると送金詰まりとなってしまいます。イーサリアムのDeFiでビットコインを運用することでイールドファーミングによる不労所得が得られることで、ただビットコインを保有しているという時代が終わったのもBTC送金需要が高まっている理由の一つと言えるでしょう。1MBのブロックサイズ制限については墨汁マガジンVol.87「ビットコインのブロック伝達率問題とは?なぜ1MBのブロックサイズ制限があるのか」を参照してください。

 

ビットコイン送金詰まり解消方でベストなものは?

ビットコインにはRBF(Replaced by Fee)やCPFP(Child Pays For Parent)などの送金詰まり解消を行う実装があります。ですが結論から述べるとこれらの送金詰まり解消方法は現実的ではなく、非常に使いづらいものになっています。順を追ってみていきましょう。

RBF(Replaced by Fee)とは?

RBFとはReplaced by Feeの略で

 

「高い手数料の新しいトランザクションを承認されていないトランザクションと置き換える」

 

というものです。BIP125として提案され、ビットコインコアに導入されているものの利用するには多くの問題があります。RBFは

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