目次
- 1 BSVの誕生と発端
- 2 なぜ取引所はフォークコインをサポートするのか?
- 3 BCHを理解するためのブロックサイズ問題
- 3.1 ビットコインの歴史
- 3.2 ブロック伝達率の問題とナカモトサトシの対策
- 3.3 ブロック伝達率の比較
- 3.4 ネットワーク帯域とブロック伝達率
- 3.4.1 BSVは問題なくスケーリングできるのか?
- 3.5 ブロック容量を増やす理由
- 4 フォーク後の100万BSV
BSVの誕生と発端
現在、ビットコインキャッシュは自称ビットコインというアイデアを世に生み出した生みの親、「ナカモトサトシ」であると主張しているクレイグ・ライト率いるnChainとビットコインのブロックサイズである1MBを不服とし、1MB以上のブロックでトランザクションの処理を向上させるという目的のプロジェクトです。
もともとはビットコインクライアント(通称BU)のひとつとして接続していたものの、去年のビットコインキャッシュの誕生から同じ思想のもとビットコインキャッシュとの互換性を持つ開発を行いました。現在ビットコインキャッシュはnChain、BU、Bitmainの3グループが主要のコミュニティ代表となっています。
ですが、nChainとBU、Bitmainでの意見が別れ、nChainはBitcoin Satoshi’s Visionというビットコインキャッシュのフォークを発表。11月のBCHのアップデートに合わせBCHのクライアントであるBitcoin ABC v0.17.2.をフォークして新しいアルトコイン”BSV”を作り出すということのようです。
ここではまずBSVを作ることに専念し、下記の機能をBCHに付与したものとなります。