- 1 Genesis Trading破産の危機
- 2 Genesis Tradingは破産するのか?
- 3 Genesis Tradingが破産した場合の影響
- 4 Geminiは破産するのか?
- 5 Geminiが破産した場合の影響
- 6 さらに広がるFTXドミノエフェクト
- 7 まとめ
仮想通貨ブローカレッジ最大手のGenesis Trading(ジェネシストレーディング)は、FTX破産に伴い新規ローン及び引き出しを停止。Gensis TradingはBlockFiやFTX同様にチャプターイレブンの破産申請を行う可能性があり、この影響をビットコインビリオネアとして知られるウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所”Gemini(ジェミニ)”の巨額の顧客資産が凍結されており、連鎖倒産の危機に瀕しているのです。
本稿ではFTX破産からのBlockFi連鎖倒産以上のさらなる連鎖倒産のリスクとGensis Tradingが破産した場合のBlockFi以上の大きな影響についてわかりやすく解説を行います。チャプターイレブンについては墨汁マガジンVol.784「チャプターイレブンとは?FTXやBlockFiが申請した再建型の破産を理解する」
Genesis Trading破産の危機
世界最大手仮想通貨ファンドのGBTCなどで知られるGrayscale(グレースケール)の親会社DCG(デジタルカレンシーグループ)の子会社であり、最大手仮想通貨ブローカレッジのGenesis TradingはFTX破産の5日後となる2022年11月16日にレンディングユニットの出金を停止しました。
ウィンクルボス兄弟のGeminiが提供していたレンディングプロダクト”Gemini Earn”は預け入れれたれた顧客資産のビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をGenesis Tradingに貸し付けており、リークによると9億ドル(1206億円)が凍結されているのです。
さらにGenesisは
1.破産の可能性を株主に警告
2.3ACの破産で1477億円の損失
3.FTX破産で235億円が取引所内にロック
4.2283億円の支払い債務を保有
という危機的状況となっています。
Genesis Tradingは破産するのか?
まず重要となるのはGenesis Tradingが破産するかですが、
「Genesisの