マガジン内検索

墨汁マガジンVol.926「図解で理解するArbitrumのシーケンサーアウトレイジ(停止)で何がおきたのか?」

目次
  • 1 Arbitrum Oneのシーケンサーアウトレイジ
  • 2 Inscriptionとは?
  • 3 Arbitrum Oneの手数料が100ドルを超えた理由
  • 4 イーサリアムにも影響
  • 5 オンチェーンデータ分析
  • 6 まとめ

イーサリアムL2のOptimistic Rollupを採用しているArbitrum(アービトラム)は2023年12月16日にシーケンサーが停止したことでガス代が暴騰、この影響でL1であるイーサリアムのガス代も100GWeiを超える暴騰となりました。本稿ではイーサリアム及びArbitrumにおいてなにがおきたのかについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

Rollupのシーケンサーについては墨汁マガジンVol.704「Sequencer(シーケンサー)とは?L2のRollupにおけるバリデータの役割」を参照してください。

Arbitrum Oneのシーケンサーアウトレイジ

Arbitrum OneはイーサリアムのRollupを採用したL2の中で最も使用されているチェーンであり、使用がしたことがないというイーサリアムユーザーはいないと言えるレベルでしょう。そんななか2023年12月16日、約1時間にかけてシーケンサーのL1書き込みが停止、日本時間早朝5時にArbitrumチームが問題を解決したと発表しました。

 

出典:Twitter(X) – Arbitrumシーケンサーのアウトレイジ

Arbitrumチームは今回のアウトレイジはInscriptionsが原因であるとしており、結果的にArbitrum上のガス代は50ドル前後まで暴騰するという形となったのです。

 

 

Inscriptionとは?

イーサリアムにおけるInscriptionとは「刻む」などを意味する言葉であり、つまりトランザクションを指します。従ってArbitrum Oneにおけるシーケンサーのアウトレイジの原因は

 

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索