- 1 2024年はイーサリアムL2の全盛期になる
- 2 Proto-DankshardingのETH価格影響
- 3 ビットコイン現物ETFの影響は?
- 4 ETHのポテンシャルとビットコインETFの影響
- 5 まとめ
イーサリアムはビットコインに遅れて円建てで30万円を回復、仮想通貨(暗号資産)相場全体が2022年11月のFTX破産から回復に転じており、2024年はイーサリアムにとってL2が加速する年であり、仮想通貨投資家にとって重要な年となると言えるでしょう。
本稿では仮想通貨相場における2024年の展望について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。ビットコインの2024年の予測と展望については墨汁マガジンVol.929「【2024年版】ビットコインの価格予想と展望 仮想通貨投資家が知っておくべき重要イベントは?」を参照してください。
2024年はイーサリアムL2の全盛期になる
イーサリアムの時期大型アップデートの「Dencun(デンクン)」は2023年9月末の時点で2024年Q1に実装が遅延することがほぼ確定しており、現時点では2024年1月末から2月頃になると考えられます。
このDencunアップデートはArbitrumやOptimism、最近勢いを増しているzkEVMのzkSyncやLineaなどのイーサリアムL2の手数料に大きな影響を与えるアップデートであり、イーサリアムエコシステムの利用をより広域に促進する絶対的なアップデートであると言えるでしょう。
つまり上昇相場が始まった現在の仮想通貨相場において、
「Dencunアップデートの遅延はむしろETH価格を後押しする絶好のタイミングとなり得る」
とも言えるでしょう。
EIP-4844 Proto-Danksharding(プロト・ダンクシャーディング)については墨汁マガジンVol.789「EIP-4844 Proto-Dankshardingとは?図解で理解するイーサリアムへの影響」を参照してください。
Proto-DankshardingのETH価格影響
このDencunの一番重要な実装であるEIP-4844 “Proto-Danksharding”が与えるETHへの影響は
「イーサリアムL1の